カテゴリー ‘

やらなきゃいけない、そう思ったからTOEIC SW本を出した

書店についに並びだした。どれくらいの人が手に取ってくれるのだろうか。どんな感想を持ってくれるのだろうか。期待と不安が入り混じる。

本気で鍛えるビジネス英語 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング

 やらなきゃいけない、そう思ったからTOEIC SW本を出した

 

 

なぜ、こういう本を出したのか?

 

それは、日本人の実践的な英語力を高めたいから。そのためには、日本の文法中心の英語学習を変えたい、そんな思いがあるから。TOEIC LRなどは文法力、リーディング力を見るにあたって一定の成果はあるけれども、スピーキング力が測られていない。そのため、TOEIC LRのテストだけでは不十分。スピーキングテストを行わなければならない。しかし、日本にはまだスピーキングテストがあまり普及していない。ならば、レアジョブとしては、スピーキングテストを普及させなければいけない、そんな使命がある。その結果、日本人の英語力があがっていくはず。そう思って本書を出版するに至った。

 

途中、出版社の方には大変なご苦労をおかけし、その結果この本が完成するに至った。より良いと思うものを作っていくために、途中でピボットもさせていただいた。大変ありがたい。とっても感謝しています。出版社の方や協力者の方々のお力がなければ、この本が世の中に出る事はありませんでした。皆様、本当にありがとうございます!

本書で勉強し、本当にビジネスで使える英語力を身につけていっていただければ幸いです。

 

 

絶賛発売中!!
色んな問題が入ってます、音声もあります!ビジネス英語を習得するための表現が満載。ぜひお買い求めください!

本気で鍛えるビジネス英語 TOEIC(R)テスト スピーキング/ライティング

 やらなきゃいけない、そう思ったからTOEIC SW本を出した

 


マーケティングの基礎をストーリーで学べる本

本屋にはこれ面白そうという本はたくさんあるんだが、Kindleで読める興味深い本ってまだまだ少ない。チャンスあるので、もっともっと出せばいいのになぁと思う。そんなKindleに、本屋によく並んでいて知ってはいたが、読んでいなかった本があった。しかも本の価格よりもかなり安くなっていた。ポチっと押して買ったのがこの本。

 

100円のコーラを1000円で売る方法 』 永井 孝尚 著

 マーケティングの基礎をストーリーで学べる本

 

本屋に長いこと並んでいたので、売れてるんだなぁとちらっとめくってはいたが、買っていなかった本。電子書籍はiPadに入れて読むので、外出先や飛行機の中とかで読んだりしている。海外に住んでいる人にとっても便利だなぁと感じる。

 

さて、この本は、小説のようなストーリーになっていながらマーケティングを学べる。実際に会社の中でこんな企画があって、企画したけど、、、という流れでマーケティングのイロハを学んでいける。ストーリーになっていると、多くの人に読みやすくなって売れる本になるんだろう。こういう類いの本はもしドラもそうだし、どんどん出てくるんだろうな。

 

1章 市場志向の事業定義について

2章 顧客絶対主義の落とし穴について

3章 顧客満足のメカニズムについて

4章 価格設定について

5章 バリュープロポジションの考え方とブルーオーシャン戦略について

6章 競争優位にたつためにどのようなポジショニングをとるか

7章 流通チャネルの構造とチャネル設計について

8章 値引きについて

9章 ブランド価値を高めるコミュニケーションの戦略的一貫性について

10章 イノベーター理論とキャズム理論


話したい人のための丸ごと覚える厳選英文100

話したい人のための丸ごと覚える厳選英文100』 晴山陽一 著
 話したい人のための丸ごと覚える厳選英文100

英語の単語やフレーズをどうやって覚えるとよいか。それは、ひたすら読んで声に出してを繰り返していくのが一番良いと感じている。いい文章を何度も何度も読んでいけば知らず知らずのうちに身に付き、使えるようになっています。それをするためには、いい文章の束があれば効率がいいはずです。

 

この本には使えるフレーズが100個のっているので、何度も何度も音読して勝手に頭が反応するようにするとよいでしょう。たとえばこんな文があります。

 

I work for the sales department, but I also work as an interpreter for other departments when they have overseas visitors.

Well, I’m off to lunch. I’ll finish this report right after I get back.

My client’s office is within walking distance, but I think I’ll grab a taxi instead.

 

すきま時間に読んで読んでフレーズを増やしていきましょう!


英文多読ノベル 〜ミラクルアイドルメグ〜

会社のデスクに戻ったら、郵便物が届いていた。あけてみると、出てきたものがこれ。

 

ミラクルアイドルメグ
 英文多読ノベル 〜ミラクルアイドルメグ〜

 

なんだこれは?!

 

びっくり。中を開けてみると、安河内先生のサインが入っている。

image e1363786908944 224x300 英文多読ノベル 〜ミラクルアイドルメグ〜

 

どうやら安河内先生の本で、若者に読みやすい英語のライトノベルのようだ。こんな本も出していたとは知らなかった。中身のポイントはこんなところ。

・語彙のレベルや文法のレベルは制約されていて英検準2級〜センター基礎レベルと優しめになっている
・日本人の若者に興味が持てる内容になっていて、イラストも随所にあり読み出すと止まらない
・一冊の長さは5,000〜6,000語程度で読み応えはあるが、長過ぎないストーリー

好きなことで勉強する、というのが一番いいので、楽しく英語を読めるというコンセプトは凄く共感。若者がこういうのをたくさん読んで英語力をアップしていってもらえればうれしい。

他にもいくつか同じような本を出しているようなので、多読ノベルのセミナーをやるらしい。こういった多読ノベルを使った勉強法のセミナーだとか。場所はやはり、秋葉原。どう今後若者の間に広まり使われていくのか、興味津々。
http://kokucheese.com/event/index/78543/


頭を使わない英語勉強法

頭を使わない英語勉強法』 三石郷史著
 頭を使わない英語勉強法

英語が使えるようになるために必要なことの一つとして、和訳せずに英語は英語のままで考えること、というのがある。英語が出来る人の思考回路を見ると、英語でそのまま考えている。一方で出来ない人の思考回路を見ると、英語から日本語に和訳したり、日本語から英語に英訳して考えている。翻訳のプロセスが頭で入れば、もちろん発言のスピードは遅くなる。高校までの英語の勉強はまさにこの翻訳が中心。だからこそ、日本人の多くは、中学高校であれだけ英語に時間を費やしていても、あまり話すことが出来ないという状況に陥っている。

 

文法なども、英語を話せる人は、きちんと説明できる人もいるけど、説明はできないけどきちんと使えている人も多い。これは、たくさん英語に触れて自然に身に付いているからだ。多くの英語を話せる人と会った結果、著者はこのような結論に行き着いた。僕自身も全く同感である。発音とか文章でどこを強く読んだりするかっていうのは、自然とやってることで考えてやっている結果ではない。聞いていたり、音読していたりの反復練習によって、考えなくても出来るようになっている、というのが正しい答えだろう。ある程度出来るようになってから、こういうルールがあるんですよ、と言われると、あーそうか、とそこではじめて深く理解できる。

 

さて、本書ではこういったことをふまえて、英語を勉強する上では、自分が話したいと思うことを話せるようになればよい、という考えのもとスキットというものを作って勉強していくのがよいと提唱している。自分は英語で何を言いたいのかを考え、それを英語にして、音声を録音し聞きながら言えるようにするのである。実際に、レアジョブを使ってそれを実践していただいていた。とてもうれしい。こんなレアジョブでの学習方法があるのかと驚かされました。詳しく下記のサイトにも載っています。

http://tukawanaieigo.net

三石さん、ありがとうございます!


価格の心理学

価格の心理学 なぜ、カフェのコーヒーは「高い」と思わないのか? リー・コールドウェル 著
 価格の心理学
 

行動経済学に関する本は「やる気の科学」「行動経済学」「経済は感情で動く」「不合理だからすべてがうまくいく」など多数でていて、それらはマーケティング上、とても参考になる。そんな行動経済学を価格のみに絞って書いた本がこの価格の心理学だ。ビジネスをやっている人ならば読んで損はないだろう。

 

お客様は、そのモノやサービスの価格をどうやって決めて購買に至っているのか。その心理を様々な側面から解析している。有名なアンカリング効果であったり、非対称の優位性による選択であったり、実験から得られた結果を元にしているのが興味深い。ここに書かれいてる原則を元に自分たちのビジネスに応用して実践し、その実験結果を元にさらに進化させていく、そんなプロセスが必要だろう。

 

価格設定の7原則
1. 価格は企業側の費用ではなく、顧客にとっての価値を基準に設定する
2. 価格は顧客が何に対してどれだけ支払うのか、はっきりわかるようにする
3. 価格は企業が調整できる条件ごとに比較ができるようにする
4. 価格を変更するときは、商品やサービスの再構築が必要である
5. 価格の差別化は利益を大きく左右する
6. 価格から伝わるメッセージによって、顧客の価値認識は変化する
7. 利益を拡大するためには、売上の低下も覚悟しなければならない


国際的日本人が生まれる教室

国際的日本人が生まれる教室 中原徹 著

 国際的日本人が生まれる教室

 

この本、面白かった。著者の中原さんは、日本で2年間弁護士をして、その後アメリカのロースクールに行き、米国の法律事務所でパートナーまで登りつめた。2010年4月、民間人校長として大阪府立和泉高等学校に赴任。最年少校長だ。

 

そんな経歴の方なので、やってることがとても頼もしい。高校生をグローバルにしていかなくてはいけない、という強い使命を持って実践している。とっても共感する。どんなことをやっているのか。本書にわかりやすい図があったのでそれを載せてみる。

 

国際的日本人を作る条件

私はなぜ日本の教育を変えたいのか?

教育を通じて「強い日本」を作りたい

「グローバル人材」が必要

↓ →→ 「グローバル人材」とは何なのか?
↓       ↓
↓ ←← 異なる文化、言語、宗教の人々と最大公約数的な理解のもとに共存できる人材

なぜグローバル人材でなければならないのか?

日本とは異なる世界のスタンダードが存在するから

世界のスタンダードで試合をしていくために必要なことは?

世界に通用する「正しい競争の仕方」

では「グローバル人材」を育成するためには何が必要か?

1. 英語力 →なぜ英語力が必要なのか、どうすれば英語力はアップするのか
2. 言いたいことを伝える力
3. 日本人としての誇り
4. 豊富な知識、教養
5. “変人”になること

 

まず、グローバル人材を定義している。グローバル人材とは、「異なる文化、言語、宗教の人々と最大公約数的な理解のもとに共存できる人材」ということ。ちょっとわかりにくいけれども、お互いに違いがあるということを認識し、共通部分できちんと理解しあっていくことが出来る必要がある。共通なのは、論理力。自分の考えと同じでとても共感。

 

グローバル人材であるために、英語力は不可欠であり、その英語力をアップさせる方法についても教育的見地から述べている。中原さんは、日本人は英語が苦手である理由を5つ述べている。

 

1. 日本語は英語と文法構造がまったく異なる
2. 発音において、日本語と英語は決して近い存在ではない
3. 生活の中で英語が頻繁に用いられる環境がない
4. 大学入試における英語のテストが実践的な英語の実力を試すテストになっていないために、大学入試までの英語の勉強が「実際に使える英語」からほど遠いものになっている
5. 日本の小学校での英語教育が充実していない

 

完全に同意だ。発音の部分においては、子供の頃の早い時期に日本語にない母音の発音、アクセント・リズムに慣らして発声できるようにしておくのがいい。そうすると、後々とても楽になる。これは、自分自身が5、6歳の頃にそういう経験をしていたこともあり、とても実感する。子供の頃に文法の必要はないと思うが、聞いたもの(リスニング)をそのまま発音することはやっておくとよいだろう。

また、大学入試に4技能を入れるということにも、同意だ。中原さんはTOEFL iBTを大学入試に導入するべし、という考えだ。高校は大学入試に受かるためにどうするかを考えるので大学入試が変われば高校の英語教育も変わる。日本の英語教育で重視されてこなかったスピーキングをきちんとテストに入れるべきである。これは、大学入試だけじゃない。社会人に普及しているTOEICも同様だ。今のものには、スピーキングがない。スピーキングのある TOEIC SW や TOEFL iBTを基準として入れる必要がある。そうすると、日本人の英語力もあがるはずだ。

 

こんな校長先生がもっともっと増えれば、世の中どんどん変わっていくんじゃないだろうか。先日楽天の三木谷社長が産業競争力会議で提出した資料があったが、とっても目的、指標が明確でわかりやすい。どこかの党がこれを打ち出せば選挙圧勝するんじゃないだろうかと思わせる内容。グローバルに結果を出してきた民間人が国を変えていく。そんな時代になってきているのかなと思うし、なっていって欲しい。


ステキな外国人に恋したら、英語がペラペラになりました

ステキな外国人に恋したら、英語がペラペラになりました』 ヨーク水砂子著

 ステキな外国人に恋したら、英語がペラペラになりました

 

 

英語を伸ばす一番の方法、それは英語をやらざるを得ない環境におくこと。英語で仕事をしなければいけないとか、英語だけの環境におかれるとか、英語である点数取らないと昇進できないとか。恋愛もそうである。日本語の話せない外国人と恋愛したら、外国語でコミュニケーションをとるしかない。そうすれば、コミュニケーションを取るために英語が必要なので、英語も急激に上達する。

 

そんな恋愛の中で使われることもあるフレーズをまとめているのが本書である。マンガをベースにしているが、各章末のフレーズ集は日常使うものが多い。こんなフレーズが載っていたりする。

Can I buy you a drink?
I’d love to, but I have to go pretty soon.
I’m in my period.
That’s ticklish.
Oh, same old, same old.
Come again?

などなど。色んな日常耳にするかもしれないフレーズを覚えていくことができます。

 

さて、外国人と恋愛をするのは英語上達の近道。というわけで、レアジョブでも外国人とのグローバル恋愛を応援することにいたしました。もっとこういう伝え方が出来るのに、こんなことを伝えたい、そんなもやもやも英語を上達させることで解消していき、より素晴らしい関係を築いていくことができるんじゃないでしょうか。

 

■対象:英語圏の方と恋愛、ご結婚されている方やそのご家族
(レアジョブ新規会員様限定。応募にはレアジョブ無料登録が必要です。)
■支援内容 :
抽選で50名様に毎日25分プランを1ヶ月無料でご提供!(キャッシュバックにて対応)
支援中の方で期間中、残念ながら別れてしまった場合には、「失恋補助」としてさらに
8回分(八=末広がり)のレッスンを無料提供致します。
■お申込期間:2013年2月8日(金) ~ 2013年3月14日(木)
■支援期間:2013年5月1日(水) ~ 2013年5月31日(金)

詳しくは↓
cp love support top ステキな外国人に恋したら、英語がペラペラになりました


ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方

ネイティブが教える ほんとうの英語の冠詞の使い方』 デイビッド・セイン 著
 ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方

 

a や the といった冠詞をどう使っていいのかわからない、違いがわからない。そんな人は多いだろうなと思う。日本人にとっては、とっても難しい英語の文法の一つだ。それは、なぜか。圧倒的に日本人が触れている英語量が少ないから、そうなんではないだろうか。

 

本書では、ネイティブが冠詞について感じることを書いている。その内容を見ると、「感覚的に」冠詞を理解しているという。感覚的に理解しているとはどういうことか、日本人が敬語を感覚的に理解しているのと似た感じなのではないかと思う。この感覚をどう身につけたかというと、ルールをきちんと学んで覚えていった、というよりも日常の文章の中でその感覚を身につけてきたのだろう。英語の文章のシャワーを浴びることで身につけていった。単語も単語単体で覚えるのではなく、冠詞付きの文として覚えていくから、自然に単語と冠詞がセットになる。そういったことなのであろう。

 

英語ネイティブでない日本人がそれを身につけるにはどうすればよいか。英語のシャワーを浴びる、すなわち、英語に触れる量を圧倒的に増やすことが一番の近道であろう。それとともにルールも覚えていくとよいだろう。本書にはルールが多数書かれているが、それをきちんと運用するのはとても難しい。だけれどもあきらめずに、一般的に多く使われるものから感覚を身につけていって徐々に幅を広げていこう。練習あるのみ。


人生が変わる2枚目の名刺

人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方』 柳内啓司 著
 人生が変わる2枚目の名刺

 

大学時代の研究室同期の柳内氏が本を執筆した。おめでとう!というわけで、早速AmazonでKindle版を購入し、i-padで読んでみた。

 

本業の組織以外に、土日などに別の組織で何かをやる、ということについての話。NPOなどでやっている人もいるし、個人で書籍を書く人もいるし、ソフトウェアを作る人もいるし。見方をビジネス的なところからそらすと、昼は会社の組織で働き、朝や夜、土日は家庭で良き父親・母親であるというのも同じことだと言えよう。学校のPTAをやるとか、町内会で何かやるとか、そういったことも同じだと言えるのではないだろうか。
働き方、という観点でみた場合の面白いことの一つに、本書の最後の部分にあるインタビューパートにて、こんな一節があった。

「名乗っちゃったもん勝ち」
「名乗ったところから始まる」

どういうことか。「コンビニアイス評論家」になるわ、と言った人が数か月後にマツコデラックスと共演していたという。自ら名乗ってしまう、言葉に出して発信する、ということは自分の強い意思表示にもなり、強烈なものになる。最初は中身がなくても、そうなるんだ、という意思があれば名乗ってしまうのがよい。自分でもがんばろうとするし、色んなチャンスも名乗ることによって巡ってくる。その際には、できるだけ面白い肩書きがいいだろう。

僕が実際に会ったことのある、面白い肩書きを名乗っていた人の例として、
合コン総研アナリストの松尾知枝さん
海外就職研究家のもりぞおさん
マニラのアイドル
などがあげられる。

Only Oneなポジションとなる肩書きは名乗ったもん勝ち。ライバルがいないし、どれだけ詳しいのか他の人にはわかりにく、でもそのことについては詳しいんだろうという印象が一発でつく。だから、もし何かそういうイベントや、困ったことがあれば、あっ、あの人に相談してみようとなるだろう。それが2枚目の名刺の効果。自分はどういう人なんです、というのをキャッチコピーで記憶してもらいやすくする。

本業もきちんとやるし、それ以外でも活躍する。様々な分野で活躍するというスタイルは日本でもどんどん定着していくんではないだろうか。


return top