フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係



フィリピンって若者が多い。老人は街であまり見かけない。じゃあフィリピンの人口ピラミッド、どうなっているのかなというと、とってもきれいなピラミッドになっている。60歳以上は約6.7%しかいない。だからあまり見かけない。これだと政府も高齢者のことをそこまで考える必要がない。日本とは状況が大きく違う。

 

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一方で、日本の人口ピラミッドはどうかといと、こんな感じ。60代は非常に多く、60歳以上が約30%を占める。だからこそ、高齢者のことを色々考えなくてはならない。選挙権もってる人の大半も高齢者だし。

 

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この2つの人口ピラミッドの違いを見るだけでも、国としてのニーズの違いを見ることが出来る。ただ、そこは置いておくとして、平均寿命はどれくらいなのかみてみた。フィリピンの平均寿命は68.8歳(2012年世界銀行調べ)だという。あれ、60歳以上が約6.7%しかいないのに、平均寿命が70歳前後?!どういうことだ、と思って平均寿命について調べてみた。

 

生命表における平均寿命とは、現在における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、今後出生する人が何年生きられるかという期待値である。

 

なるほど、その年における各年齢の推定人口と死亡者数から死亡率を割り出し、それをもとに死亡率が変わらないとした場合に、今後出生した人が何年生きられるのかを示した期待値だ。ちなみに1960年は、平均寿命が57.8歳だったので、50年でフィリピンの平均寿命は10歳近く増えていることになる。

 

では、今から30年前のフィリピンの人口ピラミッドはどうだったのかというと、こんな感じ。これまたきれいなピラミッド。男女各450万人ほどいた0-4歳の人たちが、2012年には、30-34歳になっていて、約400万人ずついる。30年で10%ほど少なくなっているというのは、1982年当時の平均寿命63.6歳から考えると少々数値が大きいかなと思われる。いや、かなり数値が大きい。海外に移住して減ったというのもあるのかもしれない。あるいは、人口統計が間違っているのかもしれない。平均寿命のほうがあまりあてにならない数値なのかもしれない。色んな仮説が考えられるので、そこを検証してみると面白い結果が得られるかもしれない。

 

population 1982 フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係

 

 

 





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