2014年マニララーメンまとめ
2014年はもう終わり、というわけで今年のマニララーメン戦線を振り返ってみる。
2014年の主役は何と言っても一風堂だ。一風堂抜きにはマニラのラーメンは語れない。一風堂がMegamallにオープンしたときは、来る日も来る日も大行列。他の店は並んでないのに、一風堂だけ長蛇の列。1時間、2時間待ちも。味も日本の一風堂のようで、とても美味しい。
その他に2014年にマニラでオープンした主なラーメン屋はこんな感じだ。
1月
山頭火:Santouka (Greenhills店)
2月
一康流:Ikkoryu Ramen (Century City Mall店)
3月
凪:Ramen Nagi (Mall of Asia店)
5月
一康流:Ikkoryu Ramen (Bonifacio High Street店)
7月
凪:Ramen Nagi (SM North Edsa店)
凪:Ramen Nagi (Robinson’s Magnolia店)
たんぽぽ:Tampopo (Bonifacio High Street店)
8月
山頭火:Santouka (Trinoma店)
番外地:Asahikawa Ramen Bangaichi
9月
豚丸:Butamaru Ramen
一風堂:Ippudo
10月
三ツ矢堂製麺:Mitsuyado sei-men (Blue Bay Walk店)
吉田製麺:Yoshida Seimen
凪:Ramen Nagi (Robinson’s Manila店)
12月
凪:Ramen Nagi (Greenbelt3 店)
めんどころ(優勝軒系列):Mendokoro Ramenba
いろは(富山ブラック):Ramen Iroha
一康流:Ikkoryu Ramen (Estancia Mall店)
一康流:Ikkoryu Ramen (Newport Mall店)
この1年間、主要なところで19店舗ほどがオープン。そのうち、支店のオープンが13店舗。新規のお店、という点では、一風堂、吉田製麺、いろは、めんどころの4店舗がマカティ近辺、その他2店舗がアラバン近辺にオープンといった具合だ。新規のラーメン店出店ラッシュも一風堂で一息つき、支店オープンラッシュに突入したといった感じだ。ちなみに、2013年はこんな感じだった。これら以外にも、Takashiなど、ラーメン専門ではないが、ラーメンも美味しい日本食レストランのオープンもあった。
一方で、閉店した店もあった。フィリピン系創作ラーメンとしてケソンにオープンしていたNomamaが9月に閉店した。やはり、独特のラーメンすぎて、少々厳しかったか。おいしいラーメン屋が多数できてきたので、いい立地にある、なんちゃって系ラーメン店は苦しい戦いを強いられるかもしれない。
マニラには、日本からのおいしいラーメン店が多数できたこともあり、フィリピン人の舌も肥えてきた。おいしいラーメン店には人がものすごい集まる一方で、なんちゃって系には人が集まらなくなってきている。徐々に質の高い競争になってきて、マニラに住む人もおいしいお店を選べるようになってきた。マニラのラーメンをビジネスとして見れば、日本でおいしいラーメンを提供しているお店はマニラに出るべきだ。日本よりも高い価格で、日本と同じか、日本よりもお客が集まり、人件費は日本よりも安い。外資規制の問題もあって多くの場合、現地企業とのフランチャイズ契約となるが、現地の材料と日本の材料をうまく組み合わせて、おいしいラーメンを安定して提供できるオペレーションが組めれば、かなり儲かるだろう。2015年もマニララーメン戦線から目が離せない。
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