フィリピンのマネジメント層研修
先日、フィリピンのマネジメント層向け1泊2日の研修を行った。チームビルディングも兼ねていたので、オフィスから離れた場所へ。Punta de fabian というマニラから1時間半の場所に行ってきた。フィリピンで言うところのリゾートとなっていて、こういったプールも備えたゆったりとした場所だ。フィリピンでは、プールパーティーが一般的なのでだいたいどこにでもこういうプールがある。
そんな場所で、初日は研修をみっちり5時間くらい行った。前半3時間は評価者研修。どういった基準で評価していくのか。面談にはどういった形でのぞめばいいのか。日本で行われた評価者研修を英訳し、同じパターンで実施した。
評価はなぜ必要なのか?という問いから始まり、仮想ケースにおいてあなたはどう部下を評価するか、◎○△×で個人ワークして、そのあとグループ内でディスカッションするという形式で行った。ケースをすると、その人たちの傾向を見て取ることができた。評価の中央化傾向が出て、◎×がほとんどなかった。ケースでは、普通に考えていけば◎が妥当となるのがあったにも関わらずだ。そういったところをケースを通じて認識することができたってのは実際の評価の場面につながってくるんではないかと思う。
一方で数値面ではない、感情面を中心とする定性評価についてはうまく評価できる部分が多い。数値は弱いけど、感情面については強い、このあたりはフィリピンでみられる一般的な傾向だ。
後半は、会社の強みを考えさせて、目的に応じて伝えることを意識させるトレーニング。3種類のメディア対応を受けたというケース。1つ目は主にメディアのターゲットユーザが日本人の英語学習者になるメディア、もう1つは主にメディアのターゲットが英語講師になりうる層となるメディア、最後は主にターゲットユーザがオフィスで働くフルタイムスタッフとなるメディア、と分けてサービス紹介などをグループでさせてみた。
こういったトレーニングで、日本人なら普通にまじめに誰かが発表する、という感じになるだろう。だが、フィリピン人は違う。最初のチームはいきなり寸劇から入っていった。フィリピン人講師と日本人ユーザがスカイプでコールしてレッスンをしているというのを演じはじめた。いや、面白いんだけどね、、、、ちょっとトレーニングの目的趣旨とは異なるなぁ、、、こういう風に何かを面白くさせることには凄く力を入れるのが特徴。だから、アウティング(社員旅行)やクリスマスパーティーなどでは、独特な遊びや出し物が多数出てくる。
研修終了後は、定番の外でのカラオケだったり、お酒を飲んだり、プールに入ったりしつつ交流。こういう研修兼チームビルディングは、どんな研修をやるのかきちんと準備をしてやっていけば、意味の大きなものになるんだろう。特にうちは新卒が多いので。