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7つの習慣 企業実践編

7つの習慣 企業実践編―7つの習慣で組織の揺るぎない基礎を作る

 7つの習慣 企業実践編

7つの習慣がどのように企業で使われているのかという実例が載った本である。編著フランクリーコビージャパンなので、ちょっと偏っている部分はあるだろう。中に出てくる企業の例は8社ほど。7つの習慣研修を受けたことで、自分自身に大きな気付きがあった、社員が大きく変わった。そういったことが書かれている。

 

たしかに、7つの習慣はその考え方をもっていない人にとっては、新しい気付きを与える。その後の仕事、私生活でも軸ができていい影響を与える。7つの習慣をさらに社内の中でどのようにして生かしているのか、人事制度に絡めたりしているのか、などに関する記載は少なかった。

 

弊社でも7つの習慣を行動規範として導入している。こういう本、企画が出されるときには、必ず取材をしてもらえるように、しっかりと7つの習慣を社内に根付かせ活用し、広く世の中にも広めていかないといけないな、と感じる。


成功はすべてコンセプトから始まる

成功はすべてコンセプトから始まる」 木谷哲夫 著

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新しいものを何か作るとき、コンセプトが何よりも重要になる。そのコンセプトとは何か、何が重要なことになるのか、どういう風に作っていけばよいのか、などが書かれいてる。これを読んでいて自分はうんうんと何度もうなずいた。今までやっていてもやもやしてたことも、きちんと言葉にして整理してくれている。

 

最初の何もない時期はコンセプトを作るのは比較的簡単。でもある程度走り始めたあとに、コンセプトを少しずつ変えていく、がらっと変えていく、というのはとっても難しい。それは個人での問題もそうだし、集団を引っ張るという意味でもそうだ。

 

ある目的を成し遂げるためには、2通りの方法がある。実現可能性ありきのアプローチとコンセプトありきのアプローチ。通常は実現可能性ありきのアプローチになるが、何か大きなことをやるときには、コンセプトありきのアプローチのほうがよい。一見すると無謀なところに挑戦しようとするからこそ、目的地がはっきりし、他との差別化がしっかりとできる。

 

このコンセプトありきで考えると場合には、どの程度のものであればよいのか。下図のようなものを考えるととよい。まったく実現できないような絵空事でもなく、かといって現実的すぎるものでもない。ちょっとチャレンジングで出来たらインパクトがある、そんなところが一番良い。

 

1209301 300x223 成功はすべてコンセプトから始まる

 

なかなかそういったコンセプトを説明しても理解してもらえない、なんてことも多いだろう。そんなときには今一度、サービスの基本を考えてみよう。基本はまず誰に価値を提供するのか、という顧客の部分。次にその顧客にどんな価値を提供するのか、すなわちその顧客に何を約束するのかという部分。最後にその約束したことはなんで守れるのかという根拠の部分。この3つがちゃんと揃っているのかを確認し、わかりやすい形にしてみよう。そうすると頭もすっきりし、伝わりやすくなる。

 

顧客     ・・・ 誰に

提供価値  ・・・ 何を約束するのか

根拠     ・・・ その約束が守れる理由



弱くても勝てます ~開成高校野球部のセオリー~

この本、読まないわけにはいかない。母校の野球部について書かれている。軟式野球部でもお世話になった青木先生が主役の一人だ。

 

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー

 弱くても勝てます ~開成高校野球部のセオリー~

 

はじめにの部分でこんなことが書かれている。

「本書は、超進学校として知られる開成高等学校の硬式野球部が甲子園大会に出場するまでの道のりを記録しようとしたものです。」

えっと、、、そう著者は取材を通して、ひょっとしたらそんなことが達成されるんじゃないか、そう感じたのだ。それはなぜか。弱者には弱者なりの戦略がある。常識、セオリーと言われることをただ普通にやっていたら、強いものにはいつまでたっても勝てない。通常のセオリーではない、非常識なことをやることによって、勝てる確率をあげる。それが弱者にとって必要なこと。ギャンブルをするのだ。1回戦を勝つ戦略なら普通の練習で良いが、甲子園を目指す、強豪に勝つためにはそれが必要となる。

 

では、開成はどうやっているのか。どさくさにまぎれて勝つ。10点取られても15点取って勝つ。2-1とかは狙わない。そういう野球をやれば、どさくさにまぎれて弱いものでも勝てる可能性が出てくる。守備はエラーすることを前提とし、普通に野球ができる守備ができればよい。投手はストライクが入ればよい。グランドを使える時間は週1回、だから、打撃だけを徹底的に練習する。バントもしない。打って打って打って打ちまくって、エラーや相手の動揺を誘い、どさくさにまぎれて勝つ。明確な戦略だ。

 

強いチームであれば、野球のセオリーに従って、しっかりとバントしたり、守備練習をしたりすれば勝てるだろう。しかし、そもそもの運動能力は低い上に練習時間も限られている。そんな状況ではギャンブルに打ってでるのが一番勝てる確率が高くなる。10-0で負けるかもしれないが、15-12で勝てるかもしれない。そんな戦略。弱者が勝つためには、まず弱者が弱者であることを認め、そのうえで勝てる確率が高くなるための最善の方法を常識を捨てて考える必要がある。そんなお手本。

 

http://gkgk.info/nocategory/195/
こちらの記事でも記載したが、開成高校の野球の試合からは本書の通り、一貫したわかりやすい戦略が見て取れた。

 

この本では生徒のインタビューも多数のっていて、そこから読み取れる考え方も書かれている。本を読んでいると、たしかに開成生は変わっているのかもしれないなぁと思う。本当にそうかなぁ、と感じるところはあったが、卒業した人達が少し集まると、ちょっと違う雰囲気なのでやっぱりそうなのかもしれない。



最年少上場社長リブセンスの本を読んで

今絶好調で伸びている会社リブセンスの本を読んだ。2011年12月に史上最年少で東証マザーズに上場。そして、つい先日も上場市場を東証一部か二部に変更すると発表。財務諸表を見ると、原価率が12%と低く、営業利益率が55%もあり、その高さに驚かされる。そんな注目企業の本だ。需要と供給をちゃんと両方用意しなければいけない、というビジネスモデルをしっかりと両者伸ばすことができたというのがポイントになる。

リブセンス<生きる意味> 25歳の最年少上場社長 村上太一の人を幸せにする仕事

 最年少上場社長リブセンスの本を読んで

社長の25年間が著者上阪氏のインタビューなどにより他者視点で書かれている本。「顧客の幸せ」を考えてビジネスを行う、というのを企業理念としてやってきているという。だから、採用祝い金を出してユーザに還元し、広告主も採用ベースでの成功報酬とすることでWin-Winの関係を築いている。ストーリーとしてうまく作られている。広告主への成功報酬という点だけで言えば、2006年頃にそんなことに近いことを少し考えてたなぁと懐かしくなった。

村上社長は、大学1年時に創業し、大学の単位も取得しつつしっかりと4年で卒業している。大学のベンチャー起業家養成基礎講座のコンテストで優勝することによってオフィスを得て、勢いをつけている。彼らにとって大学に通って卒業するということはどれくらいのメリットがあったんだろうか。フィリピンでは大学の専攻や学歴を重視する雰囲気がある。プログラマーなら、コンピューターサイエンス専攻卒業していないとダメだとか、大学時代成績がもう一歩だったからダメだとか、専門を学びたいから大学院に行くとか。どこで学んだか、トレーニングを受けたかはさほど重要ではなく、自分のスキルとして何を持っていて何をどう伸ばしてきて、どう活用することができるのか。それをしっかり考えることができる、仕事の上ではそれが大事だと感じる。

本を読んでいて思うが、村上社長には一時代前に騒がれていたIT社長のような華やかさは全くなく、いたってマジメである。ITバブルな時代ではなく、しっかりとやらないとうまくいかない時代。だからそういう人材が多くなっているのじゃないだろうか。どっかで売上が伸びなくなったりする苦しい時期もくるだろうが、どうやって乗り越えていくのか楽しみな企業だ。


アイデアは才能では生まれない

ふっと本屋で手に取って読んでみた。実際に日本で生まれた新しい商品の生まれ方についての話。

 

アイデアは才能では生まれない

 アイデアは才能では生まれない

 

じゃがりこ、夜間先物取引、伊右衛門の発想など、日本で生まれた商品のアイデアはどうやって出てきたのかを書いている。そこまで深いことは書かれていないのだが、共通して言えることがある。それは、異なるモノの組み合わせで出来てくるということだ。基礎研究ではなく、商品開発なので、組み合わせたことのないものをうまく組み合わせることで新しいものを生み出している。さらにそのアイデアを実際に形にする。すなわち、0⇒1にしていく作業、それは才能じゃなくて努力で出来ること。そんな実例をみていくことができる本だ。


急成長から一転、倒産となったベンチャー経営者2人から学べること

急激に伸びていくようなベンチャー経営を追体験できる本としてオススメするのが以下の二つだ。どちらも会社をつぶしてしまった話。豪快に進んで会社が成長していく部分とそこからの転落。ほとんどのベンチャー企業は、その急成長の部分をまず味わうことは出来ない。だから、純粋にすごいと思う。世間から着目されるほどのアイディアと実行力、そして資金調達力。色んな意味でマネをすることは容易ではない。

 

社長失格―ぼくの会社がつぶれた理由

私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日

 急成長から一転、倒産となったベンチャー経営者2人から学べること                          急成長から一転、倒産となったベンチャー経営者2人から学べること

 

「社長失格」は1996年頃のイパーネットという会社に関する話。「プッシュ型ダイレクト広告システムを利用した無料インターネット接続サービス」という当時では画期的なシステムを思いつき、資金調達し、実行にうつす。そのアイディア自体は面白いものであり、時代もマッチしていたこともあり数十億円を調達することに成功。あの夏野剛氏が東京ガスの後に働いていた会社だ(その後、倒産する3か月程前にNTTドコモにいくことになる)。そんな夏野氏の話もたくさん出てくる。どういう風にスケールの大きなビジネスが進んでいくのか、追体験することが出来る。このビジネス、スモールスタートではないため、巨額の負債を抱えてのスタートとなる。巨額の負債を抱えている場合、新規事業が事業計画通りに進んでいかないとキャッシュで苦しくなる。しかし、うまくいっていないときはお金を借りることができない。そうすると・・・・

 

ワイキューブは、2007年5月期には46億円の売上があった企業。ただし、その時の経常利益は1億円程度。その後、15億円まで売上は減少し破綻となる。人材系市場全体で下がっていたため、それは仕方がない面もある。彼独特の考えがあるからこそ、成功もあり、失敗もあったのだと思う。バーを作ったり部屋を豪華にしたりなどでマスコミの注目を集めるPR戦略は結果的にうまくいっている。だが、新宿の高層ビルに引っ越して、すぐに撤退することになるなど行き過ぎた面もある。攻めに出ないと伸びないが、やみくもに攻めていてもダメだということがわかる。

 

一か八か、大きく注目される賭けをしたいのか、それとも着実にやっていくことをしたいのか。経営者の性格が出る部分。この2冊とも経営者はいけいけなタイプ。だからこそ調子が良いときはどんどん大きくなる絵が描け、注目され業績も伸びる。一方でうまくいかなくなったり、外部環境が少し変化すると、財務面でのリスクを大きく背負っているので急激に危機を迎える。こういった危機を回避するために、スモールスタートで事業を始めていくというのは鉄則だろう。事業においては、選択と集中を行うこと。また、常に外部環境がどう変化するのか、そのリスク要因を頭に入れておく必要がある。例えば自分たちの場合は、今の段階では可能性はものすごく低いが、世の中必要な言語は英語ではなく中国語になったら?であったり、高性能な即時全自動翻訳機械が出来たら?であったりするかもしれない。そういった外部環境の変化も敏感に察知し、次の一手が打てるようにしておく必要性が感じられた。

 

これらの2つの例より、もっとスケールの小さいバージョンではあるが、どん底を経験し、でもそこで潰れず復活した会社、という本としては、「ウィルゲート 逆境から生まれたチーム」がオススメだ。こちらは、もう少しリアルに感じることが出来ると思う。こういった本で実際の現場をシミュレーションし、自分ならどう動くのかを考えるのは、良いトレーニングになる。


君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?

君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?」 田村耕太郎著

 君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!? 君は、こんなワクワクする世界を見ずに死ねるか!?

Twitter で田村耕太郎氏が本に関するコメントをがんがんリツイートして目にする機会が多かったので、思わず買ってしまった。本を出した時に、その書評に関連するものをいい意見、悪い意見含め手当たり次第リツイートしていく、ということは効果あるようだ。

 

田村氏とはとあるロビー活動のお手伝いとして、2,3年前、一度議員会館にてお会いしたことがある。その際には、とても頭のキレル方で語学も堪能だという印象を受けた。しかし、それ以上に国会議員とは思えないファッションにびっくりした。名刺のデザイン、スーツやネクタイ、かなり奇抜で特徴的だった。そんな一風変わっていて、精力的な印象のある田村氏なので、その内容もおのずとそうなっているものと思った。

 

海外に出ると見えていないことが見えるので、海外に出てみよう

本書で言いたいことは、日本と言う小さな視点だけでなく、世界という広い地域に目を広げてみようということだ。日本の人口の約60倍の人が世界にはいる。それを考えれば世界に目を広げたら色んな凄い人がいるということは自明なことだ。だからこそ世界に出てみよう。そんな人たちからいっぱい刺激を受けることができ、異なった考え方を吸収することができるので海外に出てみることは良い体験になる。ちなみに、これはビジネス面だけでない。日本で彼氏彼女が出来ない、いい人がいない、と嘆いている人がいたとしたら、世界に目を向けてみよう。選択肢がぐっと広がる。視点をぐっと広げてみると、より多くのことを見ることが出来る。ただし、日常から飛び出して、新たな世界に踏み込むのは勇気のいること。個人的には、通常の旅行でいいので異文化の地域に出かけ、地元の人に混じり話を聞いてみたりするだけでも十分刺激になると思う。

 

英語は必須条件

著者は海外に出て、体験してみよとは言ってるものの、同時にそこには高いハードルも存在していることを述べている。その一つが英語である。現地でビジネスをするにしろ、大学で学ぶにしろ、英語がないと話にならない。必死になって英語を勉強する必要があると述べている。英語の勉強では、目標を定めて、きっちりと詰め込んでいくことが重要と。今の時代、英語を勉強する環境は過去にないくらい整っている。もちろん、スカイプを使ったオンライン英会話もその一つと紹介いただいていた。ありがとうございます。

 

読者のターゲットは、大きなことを成し遂げたいという意識の高い学生、ビジネスマンであるため、留学、MBAの話題が多い。しかし、異文化を理解し、考え方の裾野を広げることはどんな人にとっても有意義なこと。TVやネットの情報だけで、「現場」に出たことない人はぜひ外に出て体験してみよう!


ウェブはグループで進化する

ウェブはグループで進化する 』 ポール・アダムス著

 

 ウェブはグループで進化する ウェブはグループで進化する

 

この本は、よくまとまっていて、勉強になる良書。
海外著者のビジネス本は、研究成果のような形で
物事の原理原則と考えられることをわかりやすくまとめた形に
なっているものが多く、とても奥が深くて勉強になる。
本書もそんな形式になっている。

 

各章において、人々のコミュニケーションを心理学やウェブの観点から考察している。
ウェブのあり方の変化に関しては、ウェブを利用している多くの人にとっては、
なんとなく感覚でわかっていたことを言語化しうまくまとめている。

 

本書で特筆すべきポイントは、
ティッピングポイント
(現在のタイトルは、「急に売れ始めるにはワケがある ネットワーク理論が明らかにする口コミの法則」)
にて有名になったインフルエンサー理論を否定していることだ。

 

インフルエンサーに注目するという姿勢は、「世界がこう動いていほしい」という願望に基づくものであり、実際の世界に基づくものではない。

 

では何が重要なのか。
情報が広く伝わるためには、影響を受けやすい人々とつながりを持つ必要がある。
誰が影響力を持つかよりも、ソーシャルネットワークの構造、すなわち
影響を受けやすい人物が十分に存在し、
その人たちが同じように影響を受けやすい人々と
つながりを持っているのかどうか、が重要になる。

 

マーケティング戦略においては、
情報を受け取るグループがより情報を受け入れる閾値が下がる仕組みを考えなくてはいけない。
また、どのようなグループをターゲットにしているのかを
考慮して戦略を考えていくことが求められる。
本書では、つながりを多く持ち心理的ハードルが低い人をイノベーターハブ、
つながりの数は多いけれども、より心理的ハードルが高い一般的な人々を
フォロワーハブと呼んでいる。
この両者に対して適切な戦略を取ることにより、
情報が一般大衆に広まっていく。

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マーケティング戦略を考える上ではこういった理論を考慮する必要がある。
決してこの本にマーケティングの解が載っているわけではない。
人々の行動原理の有力な仮説が書かれているに過ぎない。
マーケティング担当者は、これらを元にますます急速に進化していくWebの世界で、
どうやって生き残っていくのかを自分たちで必死に考え、
有力な仮説を出し、検証しながら作りあげていく必要がある。
行きあたりばったりではなく、理論に基づいた仮説を作り、
検証結果から新たな理論を作っていくことが求められる。


ブランドで競争する技術

ブランドで競争する技術」 河合拓 著

 

 ブランドで競争する技術 ブランドで競争する技術

 

主にファッション業界のことが話題の中心ではあるが、
その根本は全ての商品に共通することであり、
興味深い本。

 

世の中、強い商品は作れば売れるという時代から、
商品力を高めるには「ブランド」が必要な時代になってきた。
競争戦略は、競争相手に対して相対的な価値を高めるステージから、
絶対的な価値を確立するステージに入ってきた。

 

この「ブランド」というもの、
差別化され、確立された価値をもつもの、と定義することができる。
価値は3つのものから成り立つ。

機能価値 : 商品そのものが持つ価値
サービス価値 : 商品に付随する価値
イメージ価値 : 商品が持つ世界観などの価値

 

この3つの価値の中から、いずれかを選択して維持し、
競争優位の源泉として顧客に対して価値訴求を行い、
競争相手とは異なる独自のポジションを 確立する。
この絶対的優位性を持った価値の確立ができれば、
「ブランド」として確立するのである。
顧客から見るとその「ブランド」は差別化された
価値の品質保証ということになるので、
企業は徹底して行っていくことが求められる。

 

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「世界標準」の仕事術

「世界標準」の仕事術 キャメル・ヤマモト著

 「世界標準」の仕事術
 

通常の日本企業で行われる仕事の仕方と、
海外の企業で行われる仕事の仕方は異なっていることがある。
日本だけでの仕事なら、おそらく完全に日本に特化したものが最も良いであろう。
しかし、現在は日本だけで完結する仕事は多くない。
そのため、世界でも通用する仕事の型を覚えておくとよい。

 

世界での仕事のやり方について、色々と書かれてあるものの、
日本との違いとして 大きくあるのは下記だろう。

 

「結果としてどうなればいいか」
構想をしっかりもって明確に示してから動き出す。

目標の基本的な形は、「何」を「~まで」やる(達成する)となる。
指標と水準を明確にする。

 

日本だと、会社のためだからとか、上司のためだからとか、
そういう動き方も可能である。
しかし、世界ではそれが通用しない。
こういう考え方が組織形成の違いになってくる。
どちらが良いとは言えないのだが、
日本以外と働く場合はこれを意識しないといけない。

 


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