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英語上級者にオススメ! 同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳

同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳』 関谷英里子著

 英語上級者にオススメ! 同時通訳者が教えるビジネスパーソンの英単語帳

本書はフェイスブックCEOのザッカバーグ氏やゴア元米副大統領など著名な方々の同時通訳を行った関谷英里子氏の著書。この本では、ある程度英語が話せ、ビジネスで使えるようになった人向けの内容で、そういった人がさらに洗練された表現になるようにするためのものだ。

例えば、

We will try to acquire 1 million new users.

というようりも、

We aim to acquire 1 million new users.

と言ったほうが、真剣に目指しているというニュアンスが伝わる。

 

We will make profit.

というようりも、

We will generate profit.

と言ったほうが、本当に利益が生み出されるイメージを相手に植え付ける。

 

このように、ビジネスで使う上でより良い表現が64個紹介されている。読んでからは、早速仕事で使ってみたりしてみた。実践できるとすごく気持ちいい。

スピーキング力をアップさせるための方法として、レアジョブ英会話もご紹介いただきありがとうございます!!
英語上級者でさらに洗練した表現を学びたい人はぜひ活用しましょう!


最強スマホ英語

最強スマホ英語――言語の科学「SLA」でTOEIC(R)テストを500点アップさせる勉強法
佐々木真 著

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English Hackerを運営する佐々木さんが出した著書、最強スマホ英語。タイトル通り、スマホで勉強すれば英語伸びていくよ!というコンセプト。

 

スマホの利点はいつでもどこでも使えるという点で、細切れ時間を学習に当てることができる。英語学習に必要な毎日繰り返しやっていく、ということを行いやすいという点で相性がいい。そのためにリーディング、リスニング、スピーキング、ライティング、それぞれに適した方法を紹介している。

 

リーディングでは、だいたい7割わかる文章を読むことが大事。その難易度の基準には、レクサイル指数というものがある。Amazonには、こちらのページにあるように、レクサイル指数ベースで洋書が分類されている。そこで、いくつかサンプルを読んでだいたい7割わかるレベルを自分の現在のレクサイル指数として、そのあたりの洋書を読むのに使える。

 

単語や文法に関しては、いろんなアプリがあって紹介されている。本書時点ではなかったかもしれなくって、載っていないが、瞬間英単語なども使えるので、ぜひ利用してもらいたい。

http://apps.rarejob.com/

 

スピーキングではレアジョブ英会話のことも紹介いただいていてありがたい。

 

本書で一点抜けてるかもな、と感じた点は、有料サービスを利用しよう!という点だ。合理的に考えれば、無料サービスだけでも十分かもしれない。ただ、無料サービスだとどうしても無料だしやらなくっていっか、となっていってしまう。人間そんな強くない、弱い生き物。だから、お金払ったんだし、やらなくっちゃという強制力が必要。

 

佐々木さんは、こちらのサロンもやっているので、質問したい方はこちらで質問してみよう!
English Meetup

 

この最強スマホ英語、スマホ中心の話なんだけど、Kindle版がまだなくて本書は紙しかなくってスマホで読めないんだが、、、


ビジネスで世界を相手にする人の英語

ビジネスで世界を相手にする人の英語~ネイティブの使うこなれたフレーズと相手・状況に応じた使い分け表現~』 植山周一郎著

 ビジネスで世界を相手にする人の英語

ビジネスで出てきそうなシーンの会話が載っている。合計53のシーンがある。例えば、世界経済のシーンではこんな会話が載っている。
 


A: How is the economy in Japan coming along, after the bottom fell out of the market last year?
B: Thanks to the government’s aggressive economic policy, the stock market has gone up by more than 100% since the collapse.
A: Our economy in the U.S. is also booming right now. The government got rid of a lot of red tape and deregulated the financial sector, so it’s to be expected.
B: It seems like our governments’ drastic policies are paying off.

 
内容はかなりビジネスにまつわることで、フレーズもビジネスシーンに用いられそうなものだ。難しいフレーズもあったりして勉強になる。ビジネスで英語を使いたい中上級者がフレーズを勉強するにはいい内容。リスニング用の音声もこちらからダウンロードできる。以下がシーン別の目次。覚えておけば、実践で使う場面の多いフレーズも多いので、読んでみてもいい一冊。

社内編 (In the office)

Chapter 1 電話 (Phone calls)

1.電話をかける (Making a phone call)
2.間違い電話 (Dialing a wrong number)
3.営業の電話 (Making a sales call)
4.取材の申し込み (Receiving a request for an interview)
5.海外からの引き合い (Overseas business inquiry)

Chapter 2 ミーティング (Meetings)

1.製造販売会議 (Production/Sales meeting)
2.デザイン会議 (Design meeting)
3.経営会議 (Management meeting)
4.広告代理店との打ち合わせ (Briefing an advertising agency)
5.弁護士との打ち合わせ (Meeting with a corporate lawyer)

Chapter 3 雑談 (Chatting)

1.家族について (Family)
2.世界情勢について (Current events)
3.世界経済について (World economy)
4.日本の政治について (Politics in Japan)

Chapter 4 報・連・相 (Reporting, contacting, and consulting)

1.出張報告 (Reporting back on an overseas trip)
2.業務引き継ぎ (Handing material over to one’s successor)
3.営業ノウハウ伝達 (Passing on sales know-how)

Chapter 5 トラブル (Encountering difficulties)

1.オフィス機器の故障 (Broken down equipment)
2.リースしているトラックの故障 (Broken down leased vehicle)
3.豪雨による停電 (Blackout due to heavy rain)

 

社外とのやりとり編 (Dealing with people outside the company)

Chapter 6 アポイント (Appointment)

1.電話でアポイントを取る (Requesting an appointment by telephone)
2.新製品の営業のアポイントを取る (Requesting a sales appointment to introduce new products)
3.ディナーのアポイントを取る (Requesting an appointment for dinner)

Chapter 7 訪問 (Company visit)

1.受付にて (At the reception desk)
2.社長への表敬訪問 (Paying a courtesy call)
3.新規広告代理店を訪問 (Visiting a new advertising agency)

Chapter 8 会社説明 (Company information)

1.会社説明を行う (Providing basic information of your company)
2.自社の強みを説明する (Introducing your company’s strong points)

Chapter 9 交渉 (Negotiations)

1.価格を交渉する (Negotiating price)
2.新たな仕入れ先候補と交渉する (Negotiating with a potential supplier)
3.日本の市場状況と買付計画について説明する (Describing the market situation in Japan and your purchase schedule)
4.銀行に融資を依頼 (Requesting a loan from a bank)

Chapter 10 注文 (Order)

1.メーカーに注文する (Ordering from a manufacturer)
2.売れ行きが悪い商品の一括注文を取る (Taking a one-off order of a slow-selling product)
3.取引条件を見直す (Reviewing trading conditions)
4.注文が多すぎて商品が足りない (Too many orders and too few products)

Chapter 11 クレーム・謝罪 (Complaining and apologizing)

1.買った商品に対する苦情 (Complaining about a product)
2.満足していないお客に対応する (Dealing with a dissatisfied customer)
3.保証期間外の対応 (Dealing with a customer whose purchase is no longer under warranty)

 

海外出張編 (On business trips abroad)

Chapter 12 出迎え・自己紹介 (Being picked up/Introducing yourself)

1.ホテルでチェックインする (Checking in at the hotel)
2.渋滞でアポイントに遅れる (Delay due to heavy traffic)
3.初対面の取引先に自己紹介する (Introducing yourself to a client whom you meet for the first time)

Chapter 13 工場見学 (Factory tour)

1.工場の製造現場見学 (Tour of the factory floor)
2.生産ラインの見学 (Tour of the factory production line)

Chapter 14 プレゼンテーション (Presentation)

1.デモンストレーションを行う (Giving a demonstration)
2.大勢の人たちにプレゼンする (Presenting to a large group of people)
3.プレゼンの後の質疑応答 (Q & A session after a presentation)

Chapter 15 接待 (Business entertainment)

1.最高級のレストランに招待される (Being invited to one of the best restaurants in town)
2.ゴルフクラブに招待される (Being invited to a golf club)
3.取引先の自宅に招待され、家族に紹介される (Being invited to a client’s house and being introduced to their family)

Chapter 16 お別れ (Saying goodbye)

1.アメリカでお世話になったホストへお礼を述べる (Expressing gratitude to your host in the U.S.)
2.日本への来客にお礼を述べる (Expressing gratitude to your guest in Japan)
3.空港までのタクシーを手配する (Arranging a taxi to the airport)


オンライン英会話すぐに使えるフレーズ800

オンライン英会話 すぐに使えるフレーズ800』 黒坂真由子 カリン・シールズ著

 オンライン英会話すぐに使えるフレーズ800

 

レアジョブ監修のオンライン英会話で使えるフレーズ集の本が発売された。2500名のユーザの声をもとに、オンライン英会話をやっているときに、実際に利用されるフレーズを中心に掲載されている。

 

沈黙をさけるときなどに使えるフレーズとしては、例えば以下のようなもの。

ちょっと待って。
Hang on please.

ちょっと席を外します。
May I excuse myself for a moment?

 

先生からの質問に対して使えるフレーズとしては、例えば以下のようなもの。

今のところ質問は特にありません。
No questions at the moment. Thank you.

だいたい分かりました。
I pretty much understand.

この言い方は自然ですか。
Does that sound natural?

 

他にもいろんなシーンで使えるフレーズ800個が載っている。オンライン英会話の実践ですぐに利用できるものが多いので、インプットとアウトプットのラーニングサイクルが作りやすく、学習効果としては高い。載っているフレーズのレベルとしては、簡単なフレーズが多いので初級者〜中級者向け。英語初級者の方には、オンライン英会話との組み合わせで実践的なフレーズばかりなので、オススメしたい一冊。


私はいくら?

私はいくら?』 野口真人著

 私はいくら?

 

企業価値評価を専門にするプルータスコンサルティングの野口社長の著書。仕事柄、ファイナンス関連の本かな?と思ったら、そうではなかった。人材の価値をファイナンスの観点から考えたものである。

 

企業価値を算出する場合、通常は時価総額で考えられる。ただし、市場が常に正しいとも限らないので、きちんと現在価値を算出する必要がある。その基本的な考え方は、「いまどれだけの資産を持っているかではなく、将来的にどれくらいキャッシュフローを生むか」である。その根幹となる考え方の式がこれ。

現在価値(PV)=将来の平均キャッシュフロー(CF)/ 割引率(R)

この企業価値に用いる式を本書では個人の人材としての価値としても利用して考えてみている。簡単に言えば、キャッシュを将来的に稼げる人が価値が高い人材ですよ、ということ。キャッシュをかせいでも、費用も多かったら意味がない。また、将来稼ぐだろうという信用力が高いほど、割引率は低くなって、価値が高くなる。

 

ファイナンスの考え方を頻繁に使いながら、人材の価値について書かれている。書かれている内容としては、経営者としては当たり前の心構えばかりなところが多い。会社が与えた目標以上の稼ぎをあげて、初めてあなたの価値が評価されるとか、相手がわかる言葉で話すとか、自分の価値を周囲に知らせる際は、自らの利益ではなく会社のキャッシュフローをどれだけあげることができるか、という視点で行うとか。20代、30代の社会人にとっては新しい視点も多いと思うので、読むといいんじゃないだろうか。

 

個人的には、こういう若手ビジネスパーソンのための基本的考え方をきちっと文章にまとめ、かつ、それを得意とするファイナンスという観点にて書いたという切り口がすごいなぁ、と感じる。


すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか

すべての組織は変えられる』 麻野耕司 著

 すべての組織は変えられる 好調な企業はなぜ「ヒト」に投資するのか

リンクアンドモチベーションの麻野先生の著書。初速は好調だとか、さすが。

 

リンクアンドモチベーションさんには弊社も2012年の秋頃から人事制度導入でお世話になった。結構お高い金額ではあったんですが、半年間、麻野さんにご担当いただき、ビジョンミッションからそれらをもとにした人事制度の設計まで、どうしてそうなるのかまできちんと理解を共通にしながら使えるいいものを作ることができた。その過程でいろんなことを勉強させていただいた。そのときの話もかなり本の中には盛り込まれていた。

 

例えば、組織に問題がある、という場合には「人」に目を向けられがちだが、「人間」という言葉が示すように、問題は人と人との間にある。だから、その間のコミュニケーションをきちんと設計したり、変えたりしていかなければいけない。などなど。

 

リーダーとして、やるべき正しいことがいろいろ書かれていて身にしみる。例えばこんな感じのこと。


・何が正しいかではなく、どうすればうまくいくかに着目する
・メンバーのタイプ(アタックタイプ、レシーブタイプ、フィーリングタイプ、シンキングタイプ)に合わせた対応が必要になる
・自分が受けてきたマネジメントを捨て、経験則を絶対視しない
・陰口や悪口がなくなるだけで組織は激変する
・課題ではなく期待を伝える
・正す場合は、アクションではなくスタンスを正す
・当事者意識を持たせる
・決断はできる限り、リーダーが一人でする

 

メディア取材などで、御社の強みは何ですか?と聞かれたときに、ヒトです、と答えても、結構ピンとこない人は多い。それは外からだと見えにくい部分だし、具体的にその強みを証明するのも難しいから。安さです!とか、こんな機能です!とかのほうが一見するとわかりやすい。ただ、サービスを継続的に成長させ、良いものにしていくのは、ヒトが差別化要因になっていく。だから、ヒトが重要になっていく。ヒトが重要になっていく場合、本書に書かれているようなことはとても重要になってくる。部下を持っているリーダーは必ず読んで身につけたほうがいいし、メンバーも読んで組織というものを理解しておくといい。

 

こういった難しいことをきちんと理解して社内でも実践している麻野さんはすごい。組織っていうと会社のリーダーのための話のように感じるが、もう少し違う視点で言えば、他のことにも色々応用できる。例えば家庭だって組織に似ていると言える。家庭をどうマネジメントして子供を育てていくのかも、組織をどうマネジメントしていくのかも、似ている部分がある。いろんな観点で学べるのでオススメの本だ。

 

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一歩先の英文ライティング

一歩先の英文ライティング』 田邊祐司 著

 一歩先の英文ライティング

英文ライティング能力を向上させるに最も良い方法は、いい文章をたくさん読むことだと思っている。それによって、いろんな表現を身につけられ、書けるようになっていく。その人のレベルや目的に応じた英文を読むことも重要。

 

本書は、普通の英文は書けるけど、より高度な英文を書きたい人のための本になっている。完全に上級者向け。初中級者はこの本をやろうとすると大怪我する。

 

いろんな表現が載っているので、いくつか紹介。

heatという単語は一般的には熱、という意味だ。ただ、それから派生してこんな使い方もされる。

 
He easily won his heat and advanced to the quaterfinals.
彼は予選を順当に通過し、準々決勝へと進んだ。

 

予選、(予選の)組、という意味だが、これはheatの熱、暑さ、興奮といった意味からやってきている。試合に勝つには一種の熱が必要、というところから。heatを使った例文をいくつかみてみよう。

 

Kitajima easily won his first heat.
THe rental rates include heat and water.
In the heat of the moment, I said too much.
I’m not bothered as much by the heat as I am by the humidity.
It’s not usually cold enough in November here to turn the heat on.

 

他にも sit down with で、(問題などに人と)じっくりと取り組む、だったり、compromise危険に曝すという意味だったり、50の単語・フレーズの用法が載っている。どれもこれも一般的な用法以外の高度な使い方だ。一歩レベル高い英文を学びたいな、っていう上級者にはいいんじゃないだろうか。


アウトプットに必要な基本英語表現

アウトプットに必要な基本英語表現』 ジェームス・バーダマン 著

 アウトプットに必要な基本英語表現

本書では、32の様々なシチュエーションにおいて、どんなフレーズを使えばいいのか、ということが載っている。自分の経験と照らし合わせても、結構使うフレーズが多い。

シーンとしては、以下のようなものがある。

1. 自分について話す(自己紹介)
2. あいさつする・あいさつに答える
3. 一緒にいる人を紹介する
4. 家族や親戚について話す
5. 在学中の(卒業した)学校について話す
6. 出身地や故郷について話す①
7. 出身地や故郷について話す②
8. 職業、仕事の内容、職場について話す
9. 天気について話す
10. 外国人に日本の天候について話す
11. ホテルのフロントや会社の受付などで名乗る
12. 人に意見を求める、人の意見に賛成する(反対する)
13. 人を誘う、人の誘いに答える
14. 趣味、好み、余暇の過ごし方について尋ねる(答える)
15. バスや電車の中でたまたま出会った人と話す
16. 旅先で会話を楽しむ
17. 外国人に日本を訪問したことがあるか、日本で何をしたか、したいか尋ねる
18. レストランで食事をする
19. ファーストフード店で注文する
20. お祝いを言う、お祝いの言葉に答える
21. けがの症状を伝える
22. 内科的な症状を伝える
23. お悔やみやお見舞を述べる
24. 謝罪する
25. 丁重に謝罪する
26. ちょっと面倒な頼みごとをする(される)
27. デリケートな問題を尋ねる(尋ねられる)
28. 立食パーティなどで会話を切り上げる
29. 道を尋ねる(教える)
30. 店で服を買う
31. 美容室や理髪店で話す
32. 就職の面接で質問に答える

 

例えば、人に意見を求めるというシーンにおいては、こんなフレーズが紹介されている。

What do you think about the author’s new story?
What’s your view on the result of the referendum?
I completely disagree with it.

 

結構使ってるなぁ、というフレーズが紹介されていて、本書の基本フレーズを反復練習して使えるようにしておけば、結構実践でも有効に利用できると思う。どちらかというと基本的な表現が多いので、初中級者にオススメ。


もっとイギリス英語でしゃべりたい!

もっとイギリス英語でしゃべりたい! 』 小川直樹 著

 もっとイギリス英語でしゃべりたい!

米系の発音に慣れている人にとって、イギリス英語の発音は癖があり聞き取りにくい。英語が堪能なフィリピン人であってもイギリス英語は聞き取りにくい。ただ、イギリス人と商談したり、イギリスに住んだりするような人はイギリスの発音に慣れておく必要がある。BBCを聞いておく、なんていうのは一番王道なイギリス英語に慣れる方法だ。

 

もし、イギリス英語の発音、イントネーションを体系的に頭でもきちんと理解したいな、っていう人にはこの本がオススメだ。どういう時にどんな感じのイントネーションになったりするのが書かれている。


丸暗記不要の英文法

丸暗記不要の英文法』 関正生 著

 丸暗記不要の英文法

 

ちょっとタイトルからは内容がよくわからないけれど、本書の内容はいわゆる英文法についてだ。従来の丸暗記型英文法での説明と本書による説明を対比しながら書かれている。個人的には、従来の丸暗記型英文法というのは、従来そうやってたんだ、という感じでちょっと違和感がある。従来というより、辞書に書いてある、というのが正しいところじゃないだろうか。

 

本書の例を一つ。Willについて。従来の丸暗記型英文法では、

1. 意志 「〜するつもりである」
2. 推量 「〜でしょう」
3. 習慣 「〜する習慣がある」
4. 拒絶(否定文で) 「絶対に〜しない」

と定義されている、と書かれている。
そして、本書ではWillを「必ず〜やる」「Willはパワフル」と覚えておけばよい、と書かれている。とても自然な感じだ。

 

英語を日本語に訳す場合には、本書のいうところの従来型を当てはめていくというスタイルになるんだろう。学校の英語教育とかでのテストでは、和訳なども多いだろうから、こういったことになるんだろう。自分の場合は、日頃、英語を日本語に訳すことはあまりなく、英語での会話は英語のまま理解する。そういった状態だと、Willは「必ず〜やる」「Willはパワフル」のように、感覚的なイメージでとらえる。だから、本書で書かれていることは、いたって普通のことじゃないの?!って思ってしまう。だから、本書の書き方には若干の違和感がある。

 

文法を覚えたりするのは、英語の文章をたくさん何度も何度も読んで、英語で理解していくのがいい。そうすると、日本語訳として覚えるのではなく、イメージとしてインプットされていく。そうすると、説明は難しいけど、なんとなくこうなんだよなぁ、というのが出来上がる。言語ってそれでいいんだよね。テストじゃなければ。


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