トップ1%の人だけが実践している思考の法則
『トップ1%の人だけが実践している思考の法則』 永田豊志 著
新しいイノベーションを起こすための基本的な考え方とその実例を書いている本。考え方の基本を5Aサイクルと名前をつけている。その5Aとは、
Awareness 認知
Approach アプローチ
Action 実行
Analysis 分析
Adjustment 適応
この5つである。まずは顧客の問題を認知する。次に顧客の問題を異なるアプローチで解決する。そして実行する。そして仮説の予測との違いを分析する。最後に顧客の求めに応じて適応する。これを繰り返すというもの。こういった流れでイノベーション、新しい商品・サービスを生み出すことができますという本だ。このアプローチ自体は目新しいものではなくて、「リーンスタートアップ」などの考え方そのものだ。それをかなり簡単に、比較的幅広い読者がわかりやすいような日本語に直しました、という感じの本。
ほとんどの内容は別の本で見たことある内容であったので、個人的には目新しさは少なかったが、色んな本の内容を集めてわかりやすく書き直す、という手法で別のターゲットに対して本が売れるんだな、と感じる。それともう一つ、まさにこういった本でレアジョブのビジネスモデルが取り上げられるようにならなければいけないな、と感じた。