未来型レーザーキーボードを使ってみた
ふと気になったので買ってみた。未来型レーザーキーボード 「Magic Cube」 12,620 円。Celluonという韓国の会社の製品だ。早速ONしてみると、こんな感じになる。位ところならもちろん明るいが、電気のついているところでも全く問題ない光量。キーの部分を押すと、ピッと音がする。それで押したかどうかがわかるようになっている。ただし、音は消すことも可能。
これをスマートフォンやタブレットに接続してみる。まずは、ドコモのAndroid XPERIA SO-02C。この機種はそのままでは接続できないので、接続用アプリCelluon BlueInputをダウンロードしてインストール。設定を行うと、見事、使えるようになった。ちゃんと照射された文字を指でタッチすると、その文字がスマホの画面に入力される!ちょっと感動。さてさてこれでスマホでめんどくさかったメールも楽になるかな、と思ったけど、日本語入力の切り替え方がわからない。えっとー、えっとー、いろいろ探してみたところ、このアプリでは日本語入力出来ないとのこと・・・スマホでの入力作業を楽にするため、というのも一つの目的として買ったキーパッドだったのに英語入力のみか。。。残念。
続いてiPadにも接続させてみた。これはすんなり接続でき、さらに日本語入力も問題なくできる!このMaticCube、大きさは約8cm × 4cm × 3cm のもので思った以上に小さい。これなら持ち運びも可能だ。スマホとMagicCubeを持ってカフェでカチカチやっているという光景、きっと注目を浴びるだろう。
このレーザーキーボード、どういった仕組みで成り立っているかというと、筺体の真ん中についたセンサーと下部についている赤外線によってどの部分が押されたのかを判別している。指でタッチするときに、赤外線の低さまで来ないと反応しない。赤外線は水平方向に広範囲に出ていて、そこで位置を検出する。その位置情報が予め入力されているキー配置情報に変換され、キー情報がスマートフォンなど端末にBluetoothで転送される仕組みだ。この赤外線がポイントになるので、水平な場所で利用しないとうまく作動しない。実際、この筺体を少し持ちあげて使ってみると、赤外線の高さに上からでも下からでも指を持ってくると反応し、床に照射されたキーボードをタッチしても何も起こらない。色んな形で実験してみたが、それなりに感度はいい。
では、実際にどれくらい実用的なのかをみるために、iPadで実験してみた。対象とする3つのキーパッドは、通常のiPadのキーパッド、外付けのLogicoolのキーボード、MagicCubeのレーザーキーボード。iPadアプリでタイピングソフトをダウンロードし、どれだけ速く正確に打てるか測定してみた。以下が結果になる。
正確性 | タイピング速度 | |
---|---|---|
iPadキーパッド | 98% | 2.5key/s |
iPad外付けLogicoolキーボード | 100% | 5.0key/s |
レーザーキーボード | 98% | 2.1key/s |
レーザーキーボードやiPadキーボードでは、キーを見ながら打っているためゆっくりになるが、そこまでミスも多くない。この結果を見ると、iPadを使う限り、レーザーキーボードの優位性はあまりなさそうだ。やはり、レーザーキーボードはスマートフォンで威力を発揮する可能性があるのではないかなと感じる。実用性よりも面白さ、斬新さが優先されるものなので、プレゼントなどに良い商品だろう。