決断を行う回数を少なくさせる
決断を行う回数が多いと脳が疲れる。そんな報告が
こちらのサイトにてなされている。
イスラエル刑務所における仮釈放に関して調査をしたところ、
受刑者が仮釈放されるかどうかに影響を与えていたのは
その決定が行われた時間であるというデータが出た。
Prisoners who appeared early in the morning received parole about 70 percent of the time, while those who appeared late in the day were paroled less than 10 percent of the time.
どういうことかというと、午前中はまだ脳が疲れていないので、
釈放するという決断をすることが出来る。
しかし、午後になると、脳が決断疲れを起こし、
決断自体をしない方向に動いてしまう。
すなわち、考えなくてもよい方向、仮釈放しないという方向に。
この考えを応用すると、仕事をする上で、決断を要する 事項は
午前中に行ったほうがいいと考えられる。
そうするとちゃんと決断することが出来る。
また、決断疲れを起こさないようにするために、
あらかじめルールを作っておき、そのルールに従って行動していると
決断回数が少なくなり、決断疲れを起こしにくい。
例えば、朝は毎日ここのコンビニでこれを朝食とする。
昼食はXXとする。
朝は何時に起きて、、、、などなど。
決断を要する日常事項それぞれにルールを作っておくことが、
決断疲れを減らす方法になる。
仕事においてもルール化というのは、そういった決断を行う回数を
少なくさせるという意味で凄く効果がある。
考えてみると、世の中には決断を少なくする仕組み、
手助けするツールが数多くある。
今夜どこに飲みに行こうか、そんなときにはぐるなびや食べログなどのサイトがある。
検索で絞っても多数出てくるので、決断の助けとなるクチコミ・評点がついている。
そうすると、決断がうんとしやすくなる。
Smartphoneとか何か欲しい、と思った時には比較サイトがある。
英語を勉強したい、ダイエットをしたいと思ったら、How to 本があり、それ通りにやることもできる。
何かの決断を手助けしてくれるツール。
この考え方に着目したい。