弱くても勝てます ~開成高校野球部のセオリー~



この本、読まないわけにはいかない。母校の野球部について書かれている。軟式野球部でもお世話になった青木先生が主役の一人だ。

 

「弱くても勝てます」: 開成高校野球部のセオリー

 弱くても勝てます ~開成高校野球部のセオリー~

 

はじめにの部分でこんなことが書かれている。

「本書は、超進学校として知られる開成高等学校の硬式野球部が甲子園大会に出場するまでの道のりを記録しようとしたものです。」

えっと、、、そう著者は取材を通して、ひょっとしたらそんなことが達成されるんじゃないか、そう感じたのだ。それはなぜか。弱者には弱者なりの戦略がある。常識、セオリーと言われることをただ普通にやっていたら、強いものにはいつまでたっても勝てない。通常のセオリーではない、非常識なことをやることによって、勝てる確率をあげる。それが弱者にとって必要なこと。ギャンブルをするのだ。1回戦を勝つ戦略なら普通の練習で良いが、甲子園を目指す、強豪に勝つためにはそれが必要となる。

 

では、開成はどうやっているのか。どさくさにまぎれて勝つ。10点取られても15点取って勝つ。2-1とかは狙わない。そういう野球をやれば、どさくさにまぎれて弱いものでも勝てる可能性が出てくる。守備はエラーすることを前提とし、普通に野球ができる守備ができればよい。投手はストライクが入ればよい。グランドを使える時間は週1回、だから、打撃だけを徹底的に練習する。バントもしない。打って打って打って打ちまくって、エラーや相手の動揺を誘い、どさくさにまぎれて勝つ。明確な戦略だ。

 

強いチームであれば、野球のセオリーに従って、しっかりとバントしたり、守備練習をしたりすれば勝てるだろう。しかし、そもそもの運動能力は低い上に練習時間も限られている。そんな状況ではギャンブルに打ってでるのが一番勝てる確率が高くなる。10-0で負けるかもしれないが、15-12で勝てるかもしれない。そんな戦略。弱者が勝つためには、まず弱者が弱者であることを認め、そのうえで勝てる確率が高くなるための最善の方法を常識を捨てて考える必要がある。そんなお手本。

 

http://gkgk.info/nocategory/195/
こちらの記事でも記載したが、開成高校の野球の試合からは本書の通り、一貫したわかりやすい戦略が見て取れた。

 

この本では生徒のインタビューも多数のっていて、そこから読み取れる考え方も書かれている。本を読んでいると、たしかに開成生は変わっているのかもしれないなぁと思う。本当にそうかなぁ、と感じるところはあったが、卒業した人達が少し集まると、ちょっと違う雰囲気なのでやっぱりそうなのかもしれない。






    • ハチロー
    • 2013年 9月5日

    あまりに馬鹿げてる!開成が勝てるようになるのだったら、なぜその先の東大は勝てない!世の中なめてるね。野球が頭だけで勝てるならなら甲子園は進学高の集まりだね!戦略で勝てればとか言ってる時点で素人!戦略をこなす為に技術がいるのですよ。
    毎日、血の滲む練習をしている高校球児に失礼では?頭ではみんな解っていますよ。できないから反復練習をしているのです。こういう世の中をなめたような事
    を言い出すのが「頭が良い」と思っている輩!社会に出て全く通用しな輩!新うつ病とか言ってる輩!1000000年たっても勝てないですよ!本当はバカ?

    • Johne533
    • 2014年 6月17日

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