社会的企業が参加するカンファレンスに出席してみて



先日、リディラバの安部さんが主催する、R-SICに参加してきた。社会的事業を行う人々が一同に介したカンファレンスだ。内容が社会時的事業なので、事業よりの人よりも、NPO関連の方の参加者が多かった。カンファレンスも、NPO関連の人半分といった感じか。

 

自分が登壇したセッションは、文科省の方がモデレータで、「オリンピックの機会をいかに社会課題解決の契機としていくか」というテーマ。英語という切り口、バリアフリーという切り口などなど同じテーマでも集まってる人が多様なので様々な切り口があって面白かった。他のセッションでは、登壇者に小林さんがいて、前週に同じく京都で行われたIVSのような感じのセッションで面白かったりした。

 

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CROSS POINTというコーナーでは、8社がそれぞれ5分間のピッチを行い、審査員の投票で順位を決める、というものが行われた。EduTech関連では、SENSEI NOTEやmikanが登場した。その二つは内容をよく知っていたが、それ以外ではPIRIKAというサービスが面白かった。ゴミ拾いアプリで、ゴミを拾って写真を撮るだけだ。どれだけ拾われたのかが数値で把握され、かつ、利用者数も伸びている。プレゼンでは、きちんと数値がでて説得力のあるものだったので、面白かった。個人的には、初めて知るサービスだったので、優勝はPIRIKAかなぁと思っていたが、優勝はSENSEI NOTEだった。さすが。2位がPIRIKAで、3位がmikan。

http://www.pirika.org/

 

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参加者がグループを作ってディスカッションするというコーナーもあった。テーマは、「社会的事業を扱う組織の採用と人材育成はどうあるべきか」と「社会的事業はどうすれば「業界」として大きな資金を獲得できるか」というもの。グループでディスカッションしていて気づくことは、NPOよりの人とビジネスよりの人での考え方の違いが多少あるということ。NPOよりの人はもっとビジネスを持ち込んだほうがいいなと感じる。

 

具体的には、やるべきことに対して、きちんとKPIを設定し、それを追っていく。業界としてもKPIを設定し、追っていく。質そのものをあげるために努力する。ミッションに共感している人であれば誰でも採用する、というのではなくきちんと人を厳選して採用する。また、ちゃんとした給与を払う。そのためには多くの人にあって採用活動を行う必要がある。

 

うまくいく組織がやっていることをきちんと厳しくやっていく必要があるんだろう。ボランティア的組織だからなぁなぁでよい、というのは間違いで、どんな組織であろうともビジョン・ミッション達成のためにやっていくべきことは同じ。また、その課題は解く価値があるんですか?というビジネスでは当たり前に問われることも、きちんと問う必要があるだろう。選択と集中も必要。そんなことを感じたカンファレンスだった。

 

こういう機会を作るのは、非常に大変なことだと思う。安部さん、運営ありがとうございました、そしてご招待いただきありがとうございました!





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