ベトナムでエンジニアを採用した
レアジョブは日本とフィリピンにオフィスがあって、開発拠点がそれぞれにある。だが、エンジニアの採用はどちら難しい。そこで目を付けたのがベトナム。エンジニア人口が多く、レベルも高いらしい、さらにフィリピンにある企業も続々とベトナムへ来ている、ということでベトナムはホーチミンに行ってみた。
ホーチミンはマニラと違って、バイクバイクバイク。早朝でも深夜でもバイク。ベトナムの人は、
『朝が来て嬉しいから走っているだけです』
という加藤ポールさんの言葉を思い出す。
いけてる現地のスタートアップ訪問、ということで、ベトナム最大のレストランレビューサイト(ベトナム版食べログ)のFoodyにお邪魔させていただき、色々とためになるお話を聞かせていただけた。ベトナム企業だけど、シンガポール、アメリカ、日本のVCから資金を調達している。やはり成長しているスタートアップ経営者は当然のように英語が話せる。英語が話せない経営者で伸びているスタートアップってあるんだろうか。
ベトナムで最もおいしいピザ屋 Pizza 4P’sにも訪れてみた。こちらのお店、サイバーエージェント出身の日本人が経営している。フィリピンの日系IT企業で働いていた岡氏も今はここで働いている。自分たちの牧場でチーズを作ったり、IT企業出身者ならではの仕組化の視点からオペレーションを作っていたり、オンライン販売をしていたり、VCから調達していたり、レストラン運営からでも色々学べることがあった。ホールのベトナム人スタッフもきびきびと働いていた。同じ東南アジアでもベトナムとフィリピン、レストランのスタッフを見るだけでも違いが感じられる。
ベトナムでラボ型オフショア開発をやっているエボラブルアジアにも訪れた。オフィスには数百人のベトナム人エンジニアがいたけど、皆真面目に仕事に取り組んでいた。歌は歌ってないし、FacebookとかYoutubeとか開いているのをほとんどみかけなかった。ちなみにフィリピンだと、国の玄関口である空港のイミグレの入国審査官とか空港の両替所の人であっても、スマホのゲームをやりながら対応していたり、SMSを打っていて打ち終わってから作業をしたりする。他のフィリピン企業の様子なども鑑みても、やはりベトナムの人はまじめに働く、という印象を受けた。実際に、やっている人の話を聞いても、多くの人に勤怠の問題はなかったり、面接をやるときも皆きちっと会社に来たりする。来れない場合は、ちゃんと連絡をくれるらしい!!驚き。フィリピンだと、面接やったら来るの半分くらいなのが平均じゃなかろうか。もちろん無断で面接来ないのも多数。
まずはスモールスタートで実験、ということで2名エンジニアを採用することに。ブリッジの人が曖昧さのない仕様をきちっと作れ、かつ、エンジニアに明確に指示出しできるならうまくいって、スケールさせていくことができるんだろう。