アーカイブ ‘ 2013年 5月

えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

えっ、これが店の名前?!?!

 

Wrong Ramen

 

Bonifacio Global City にWrong Ramen というちょっと変わった名前のラーメン屋が出来た。今年(?)オープンしたお店で、まだソフトオープニングのようだ。ソフトオープニングって日本語だと聞きなれない言葉だけど、要は、まだ開店したばっかりなので、いろいろ不都合あると思うけど大目に見てね、ということ。フィリピンだとどこでもソフトオープニングという。日本だったら、オープンしたら、もうしっかりやられているはず、というイメージだが、フィリピンではβ版という感じだ。

 

さて、そんなWrong Ramenは、マニラで最も発展している地域 BGC(Bonifacio Global City) の Burogos Circleのそばにある。多くのレストランがある地域の一角だ。店はそこまで大きくないが、一階と二階があり、木目調の机でまずまず良さそうな雰囲気を醸し出している。

 
DSC 1983 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

DSC 1999 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

DSC 2000 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋
壁には、International Branches と書かれており、東京の文字もある。聞いたことないぞ、と思ったら、下にきちんと (We Wish) とある。なんだか間違ったラーメン屋な気がしてきた。

テーブルには、”Sometimes, we’re really wrong.” と書かれている。人間だからミスはある、注文から出すのが遅れたりなんてことがあってもごめんね、というような内容が。うーん、なんだか間違っている。

 

DSC 1992 768x1024 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

 
さて、メニュー。TONKOTSU RICH と TONKOTSU LIGHTなどがある。RICHは395peso(約960円、サービス料10% 別)となかなかのお値段がする。これが看板メニューだろう、ということでTONKOTSU RICH とRUNNY EGGを注文。

 

DSC 1989 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

 

ほどなくしてラーメンがきた。見た目からとってもこってり。わくわく。

 

DSC 1995 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋 DSC 1993 1024x768 えっ、これが店の名前?! Wrong Ramen というマニラにあるラーメン屋

 

味は濃いめのとんこつ味。少しどろっとした感じで、かなり油が入っている。背油がいっぱい入っているような感覚。フィリピンではあまりみかけないタイプのラーメンだ。麺は細めで、脂身の多いチャーシューと玉ねぎ、小さなもやし、ねぎが入っている。一口食べたとき、おっ、と思った。かなりがんばってる!でも、丸々一杯食べるとかんなりこってりでお腹にもたれる。Tonkotsu Rich は、かなり脂っこいので要注意だ。試していないけど、Tonkotsu Lightのほうがよいかもしれない。

たまごのほうは、半熟ではあるんだけど、冷たいままで味は特についてないような。やっぱり、味付けたまごでおいしいと思うものにマニラでは出会わない。たまごそのものがフィリピン産で全然質が違うのだろうか。

 

TONKOTSU RICH, がんばってる感は伝わってくるけれども、これで1000円近く。場所柄を考えたとしてもちょっと高いなー。Wrong Ramen, フィリピンらしい考えからつけられた名前だけど、色々がんばって欲しい!

 

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フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係

フィリピンって若者が多い。老人は街であまり見かけない。じゃあフィリピンの人口ピラミッド、どうなっているのかなというと、とってもきれいなピラミッドになっている。60歳以上は約6.7%しかいない。だからあまり見かけない。これだと政府も高齢者のことをそこまで考える必要がない。日本とは状況が大きく違う。

 

popultation ph フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係

 

一方で、日本の人口ピラミッドはどうかといと、こんな感じ。60代は非常に多く、60歳以上が約30%を占める。だからこそ、高齢者のことを色々考えなくてはならない。選挙権もってる人の大半も高齢者だし。

 

population jp フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係

 

この2つの人口ピラミッドの違いを見るだけでも、国としてのニーズの違いを見ることが出来る。ただ、そこは置いておくとして、平均寿命はどれくらいなのかみてみた。フィリピンの平均寿命は68.8歳(2012年世界銀行調べ)だという。あれ、60歳以上が約6.7%しかいないのに、平均寿命が70歳前後?!どういうことだ、と思って平均寿命について調べてみた。

 

生命表における平均寿命とは、現在における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、今後出生する人が何年生きられるかという期待値である。

 

なるほど、その年における各年齢の推定人口と死亡者数から死亡率を割り出し、それをもとに死亡率が変わらないとした場合に、今後出生した人が何年生きられるのかを示した期待値だ。ちなみに1960年は、平均寿命が57.8歳だったので、50年でフィリピンの平均寿命は10歳近く増えていることになる。

 

では、今から30年前のフィリピンの人口ピラミッドはどうだったのかというと、こんな感じ。これまたきれいなピラミッド。男女各450万人ほどいた0-4歳の人たちが、2012年には、30-34歳になっていて、約400万人ずついる。30年で10%ほど少なくなっているというのは、1982年当時の平均寿命63.6歳から考えると少々数値が大きいかなと思われる。いや、かなり数値が大きい。海外に移住して減ったというのもあるのかもしれない。あるいは、人口統計が間違っているのかもしれない。平均寿命のほうがあまりあてにならない数値なのかもしれない。色んな仮説が考えられるので、そこを検証してみると面白い結果が得られるかもしれない。

 

population 1982 フィリピンの人口ピラミッドと平均寿命の奇妙な関係

 

 

 


60歳のフリーアナウンサーがレアジョブを利用して英語を勉強!

英語、はじめました。』 梶原しげる 著

 60歳のフリーアナウンサーがレアジョブを利用して英語を勉強!

 

アナウンサーの梶原しげるさん、知ってる人もいるのではないだろうか。そんな梶原さんが英語を勉強することになり、その英語学習奮闘記を書いているのがこの本。

 

梶原さんがどんな方法で英語を勉強しているのか。
レアジョブを使っているんです!
どうやってレアジョブを利用しているのか、そんなことが数十ページ書かれています。また、レアジョブで行ったセミナーにも参加していただいており、そのときの内容も書かれています。とても楽しく読めます。

 

レアジョブをこうやって使って英語力向上させています!という本がいくつも世の中に出てきている。それって、レアジョブという英語学習プラットフォームを有効に活用して英語力を自分に合わせて向上させているということ。英語力向上という成果、結果の報告がたくさんあるっていうのが嬉しい。


英語だけできる残念な人々

英語だけできる残念な人々』 宋文州 著
 英語だけできる残念な人々

 

宋さんらしい、辛辣なタイトルの本。中身も宋さんらしく、直接的な表現が多い。だが、書かれている内容はとてもまともな内容。

 

本書の冒頭、第一章の最初がこれ。

「なぜフィリピン人は英語が話せるのにグローバル化していないのか?」

ぐっと興味をひかれる内容だ。

 

フィリピン人は世界各地で働いてはいるのだが、フィリピン企業で世界的に展開している大企業がないのは事実。その他にも英語が出来てもグローバル化していない国はある。パキスタンやバングラディッシュも。ただ、それは至極当然な話でもある。

 

英語は国際化のためのツールであって、それだけできればいいということではないからだ。

 

こういうタイトルの付け方は、マイクロソフト元社長成毛眞さんの著書
日本人の9割に英語はいらない
に共通するところがあるなと思う。内容も共通するところがある。

 

英語が出来るようになるためには、動機が必要だと書かれている。これ、まさにその通りだ。いかにして動機を作れるか、これが英語上達のための最重要ポイントと言っても過言ではない。仕事で必要だから、海外で生活してて生きるために必要だから、昇進するために必要だから、恋人を作るために必要だから、純粋に学習が好きだから、楽しくてしょうがないから。続けられる動機を作り出すことが必要。レアジョブはそんな続けられる仕組みを必死に考え、提供している。

 

本書のテーマは、グローバル化について。宋さんは、グローバルスタンダードというものはなくて、アメリカではアメリカで通用する方法、中国では中国で通用する方法、ベトナムではベトナムで通用する方法でビジネスをし、それらを積み重ねていったら結果的になっているのがグローバル化、と定義している。グローバル化は徹底したローカル化の積み重ねだという。

 

とても納得感のある定義だ。その定義にのっとって考えていくと、次のようなことが考えられていく。

・グローバル化には時間がかかる
・現地のトップは日本人でいい
・海外を売上の柱にしようというのは間違い
・相手は自分と違うことが大前提
・違うからこそ交渉で妥協点を見つける
・相手の国をバカにしたら絶対にグローバル化はうまくいかない
・理屈と感情を切り離す
・感情のつながりを軽視しない
・他者に対してオープンな意識を持つ人材であることが大切

共感できる部分も多数あり、なかなか面白くて為になる本だった。グローバル化に関して興味ある人にとっては面白い一冊ではないだろうか。

 


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