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フィリピンのWebサイトアクセス数Top50を調べてみた

数値としてフィリピンのWeb事情を把握しておくことも重要かと思い、AlexaでフィリピンのWebサイトアクセス数Top50を調べてみた。

 

Top50の中で、日本でもTop50に入っていたサイトは15個。
Facebook, google, youtube, yahoo, blogspot, wikipedia, twitter, ask.com, xvideos, amazon, bing, microsoft, msn, live だ。有名どころは日本でもフィリピンでも共通。

 

一方で、アメリカのTop50に入っているサイトは28個となった。日本でもTop50に入っていたサイトは全部入っていた。
Google, Facebook, Yahoo, Youtube, Amazon, Twitter, Wikipedia, bing, blogspot, live, msn, microsoft, xvideos, ask.com, Linkedin, paypal, pinterest, instagram, reddit, imgur, huffingtonpost, tumblr, wordpress, imdb, buzzfeed, about.com, stackoverflow だ。同じ英語圏ということで、アメリカのサービスでそのまま使えるものは、フィリピンでも流行るってことだろう。そこが日本との違い。

 

さらに、同じ東南アジアのインドネシアと比較してみた。インドネシアの場合だと、20サイトがTop50に入っていた。
lazada, olx, adcash.com, canadaalltax.com が日本やアメリカには入ってなくて、フィリピン、インドネシアにだけ共通して入っていた。Rocket Internetが展開するECサイト lazada、そして、物の売買が出来るクラシファイド広告のolxだ。あとの2つはスパイウェア的な感じでインストールされて転送されてトラフィックが増えているのだろうか。

物の売買が行われるクラシファイド広告に関しては、フィリピンは元々sulitが展開していたけど、olxに買収された。クラシファイド広告では、olx以外にももう一つAyosDitoが存在する。オンラインで全部終わるわけではなくって、電話やSMSで連絡してやり取りして、実際に会って手渡しなどして、オフラインで完結する。こういったサービスがTop50に入っているのが東南アジアの特徴か。

 

日本のTop50を見ると、楽天、アメブロ、はてな、DMM、ニコ動、価格コム、食べログ、2ch、pixiv、mixiなどなどニュースサイト以外の日本独自のサービスも多数入っている。一方でフィリピンでは、アメリカのサイトとフィリピンのニュースサイトがほとんどだ。他は、音楽や動画のダウンロードサイトや銀行など。フィリピンで独自に流行ったサービスというと、olxの前身のsulit、ayosdito、ECサイトのlazada、フィリピン版Grouponのmetrodealといったところ。これからさらにスマホユーザーも増えていくし、ネット環境もよくなっていくし、フィリピンにはまだまだチャンスがたくさん埋まっている!!

 

フィリピンのWebサイトアクセス数Top50 (by Alexa)
1 facebook.com
2 google.com.ph
3 google.com
4 youtube.com
5 yahoo.com
6 blogspot.com
7 wikipedia.org
8 twitter.com
9 olx.ph
10 inquirer.net
11 wordpress.com
12 instagram.com
13 ask.com
14 linkedin.com
15 kickass.to
16 abs-cbnnews.com
17 pinterest.com
18 amazon.com
19 rappler.com
20 blogger.com
21 tumblr.com
22 lazada.com.ph
23 paypal.com
24 lgma.tv
25 ayosdito.ph
26 thepyratebay.se
27 lmdb.com
28 vube.com
29 reddit.com
30 bing.com
31 interaksyon.com
32 adcash.com
33 stackoverflow.com
34 metrodeal.com
35 xvideos.com
36 microsoft.com
37 wordpress.org
38 huffingtonpost.com
39 odesk.com
40 philstar.com
41 live.com
42 imgur.com
43 msn.com
44 9gag.com
45 bpiexpressonline.com
46 about.com
47 canadaalltax.com
48 unionbankph.com
49 buzzfeed.com
50 abs-cbn.com


フィリピンのスタートアップloolooが展開するオウンドメディア

ちょっと注目していたフィリピンのスタートアップlooloo。 フィリピンのレストランなどの情報を集め、そこにクチコミを書くことができるアプリだ。食べログのフィリピン版!と言いたいところだが、そんなレベルにはまだまだない。今はi-phoneアプリだけで展開しているが、フィリピンでは注目度No.1のグルメアプリだ。

 

フィリピンのちょっといけてるスタートアップには興味あるので、サービスを使っていたところ、彼らはオウンドメディアも展開しているらしく、そこにラーメンのことを書かないか?という依頼を受けた。で、掲載されたのがこちら。編集はフィリピン人なので、写真がちょっと・・・

 

5 Questions About Eating Ramen In Manila Answered By A Japanese
83bc0e17cad37a5dc403a0c76a6cbc82 フィリピンのスタートアップloolooが展開するオウンドメディア

 

フィリピンはFacebookがとっても発展しているので、記事が面白いと一気にシェアされていってPVがうんと伸びる。認知をとって、アプリを広めていくいいマーケティング手法の一つだなぁと思う。

 
 


DMM英会話のTV CM効果を分析してみた

レアジョブがオンライン英会話を始めたのは2007年。それから、オンライン英会話市場は急速にその市場を拡大していった。その間、参入した企業は、資本力の少ないところが多かった。2013年になって資本力のある企業であるDMM.comがオンライン英会話市場にDMM英会話として参入した。資本力があるので、様々な手を打っているが、先日全国的なTV CMを打った。オンライン英会話では初だ。では、その効果はどうだったのだろうか。

 

DMMが英会話を開始したのは2013/2/14、そしてCMを開始したのは、半年後の2013/8/19。その間は、Web広告をばんばん出したり、アフィリエイトで高めの価格にしてどんどん露出させていた。でも、やはりTV CMはかかる費用も効果もかなり違うはず。では、どういう効果が出たのか、取得できる数値を見てみたい。

 

TV CM出稿と検索数の関係

まずは、CMでも連呼されていた「DMM英会話」という単語。どの程度検索されるようになったのか。この1年の推移をGoogle トレンドで見てみる。レアジョブとDMM英会話の検索ボリュームが下図になる。赤がレアジョブで青がDMM英会話。DMM英会話は検索数は少なかったものの、CM開始とともに検索数が急上昇した。頂点がCMを開始した週にあたる。その後、下降線をたどり、CMが流れなくなると検索数は低空飛行。元と同程度+αの水準に戻った。

 

DMM CM DMM英会話のTV CM効果を分析してみた

 

このことから、CMを流すと最初にばっと検索数が増えるものと思われる。CMを流しているときはそれなりに検索されるものの、流れなくなると忘れられるためか、検索数は元に戻る。

 

TV CM出稿とレッスン数の関係

では一方で会員数のほうはどうなんだろうか。CMを流すことによって増えたのか。会員数は公開されていないのでわからないが、レッスン数は公開されている。そこで、累計レッスン数がどう増えていったかを見てみる。会員数が増えればある程度それに比例してレッスン数も増える。

 

下図が総レッスン数の推移になる。CM出稿前までは、Web広告やDMM会員からの流入で会員を増やしていった。TV CM開始後はその傾きが多少急になった。だが、一気に何倍にもなるというほどの効果ではない。1日当たりのレッスン数で見ると出稿前が700レッスン/日 前後だった。現在は1500レッスン/日 程度であり、3ヶ月をかけて約800レッスン増やしたという計算になる。CM出稿前までに6ヶ月かけて700レッスン/日 にまで増やして、CM出稿後に3ヶ月で約800レッスン/日 を増やしたので、CMの効果は約450レッスン分/日 と推測することが出来る。

 

DMM lesson 1024x661 DMM英会話のTV CM効果を分析してみた

 

TV CM出稿でのCPAはどうだったのか

DMM はあれだけのTV CMを出稿していたので、億単位でコストをかけているんではないだろうか。仮に1億円のコストをかけていたとして、会員数は1000人獲得できていたとすると、CPAとしては 10万円となる。かなり高い数値だけれども、認知度に関してはあがっており、またグループとしての印象にも影響を与えていたのだろう。

 

こういった企業がオンライン英会話市場に参入したことで、色々なマーケティング分析ができる。良いマーケティング手法が生き残っていくことになり、それだけオンライン英会話も認知され市場が広がっていく。これが競合と切磋琢磨することの良い点だ。今後、レアジョブとしてTV CMを出すべきか、出すならどういう効果が得られるのか、とても参考になる事例だった。


 DMM英会話のTV CM効果を分析してみた

 DMM英会話のTV CM効果を分析してみた

 


これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた

英語のスピーキングで、こんなサイトがあるよ、と教えられ見ていたら、こんな怪しい商品を発見した。
 
LとRの発音矯正具 ReaLstick
 
pic top01 これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた
 
ちょっと先端が曲がったプラスチックを口に入れることで、舌の使い方を覚えて発音矯正をする。。。。いやいやいや、LとRの発音が苦手な人は多いのでこれで直るなら安いもんですよね!!
 
値段はな、な、なんと、、、
 
たったの
2,980円!!
 
安いね!安いよね!きっと。
そりゃ、買わなくっちゃ、ということで早速購入。届いたー!
 

ReaLstick これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた
 
紙1枚とプラスチック1本。。。
ん、100円均一ショップで売ってそう・・・
いやいやいや、2,980円の効果があるはず!!
 
使ってみた。

 
横から
 これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた  これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた
 
正面から
 これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた  これが効果だ!ちょっと怪しいLとRの発音矯正具を買って試してみた
 

なんとなくわかります、わかります。Lの発音の場合は、そのプラスチックのスベスベした部分に舌を押し付けて、そこを蹴るような感じで音を出す。Rの場合は、ギザギザ部分に舌が触れないように気をつけながら、舌を動かす。

 
では、実際に使ってみた効果を動画で公開!これがReaLstickの効果だ!!
 

 
・・・通常との違いは、、、、
いやいやいや、きっときっときっとL/Rの発音がわからないよっていう人には効くかも
 
こんな商品もあるんだなぁって身を以て知る事ができてよかったな。
ReaLStick 欲しい人、先着1名様、差し上げます。


会うことによって最後の一押しをしてサービスを使ってもらう

1ヶ月ほど前、とある人が行った美容院の店長がレアジョブを利用している、という噂を聞いたのでその美容院に行ってみた。店長さんは、友人からレアジョブの話を聞いて、やってみよう!って思った程度で実際にはまだレッスンを受けていなかった。なので、次また行くのでぜひやってくださいね!と言って店を出てきた。その店長さんは、系列店のシンガポール店にて働いてみたい、という希望を持っていた。だから英語を勉強しなくては、と思っていたそうだ。

 

そして先日、その美容院に1ヶ月ぶりに行ってみた。使ってくれてるかなぁとドキドキしながら店に到着。さて、店長さん、第一声、

「レアジョブやってますよ!」

とのこと。嬉しかったなー。前回行って話したことがきっかけでやらなきゃとなり、やり始めたとのこと。店が終わってから、店の中の部屋で誰にも聞こえないようにやっているらしい。お客として僕が行ってなかったら、始めてはいなかったんじゃないかと言っていた。実際に話して、英語を始めるきっかけを与えることが出来て、店長のシンガポール店で働きたいという目標に貢献できたのではないだろうか。

ちなみに美容院はこちら
HAIR SALON satisfaction guaranteed 新宿店

 

どっかで聞いたりしてはいたけれど、まだ始めてはいなかった。そんな人に実際に会って話したりすることで刺激を与える、それによって始める。そんなことが最近は多くなってきた気がする。認知を獲得し、実際にアクションとして利用してもらう上で、自分が注力する主戦場はサービスの段階によって変化しているなと感じる。

 

第一段階:地上戦

そんなに費用もかけられないので、オフライン・オンラインでの知り合いに広めるなど、お金をかけずにやる方法が中心となる。
 
↓↓↓
 

第二段階:空中戦

ある程度の費用対効果が見えてくると、コストもかけられるようになる。そのため、Web広告に注力し、キーワード広告、アフィリエイトなど様々なWeb広告を費用をかけて行うことが中心となる。
 
↓↓↓
 

第三段階:地上戦

ある程度Web広告も最適化されてきて、新たなチャネルを必要としてくる。この時期になると、お客様と会うことも多くなる、また、講演などの依頼も増え、多くの人に直接語りかける場面が増えてくる。
 
 
ちなみに、第四段階はまた空中戦になるんだろう。多数に語りかけられるメディアであるテレビなどに何らかの形での露出が増える。そんな繰り返しを行っていくことが出来るとサービスはより多くの人に伝わり、使われていくんじゃないだろうか。
 


テレビに取り上げられるとWebの検索数はどう変化するのか

先週の金曜日、朝の情報番組とくダネにて、開成高校野球部のことが取り上げられたらしい。「弱くても勝てます」の本で取り上げられている内容についてのようである。そしたら、このブログ記事「弱くても勝てます ~開成高校野球部のセオリー~」へのアクセス数も検索流入が増えて上がった。では、どれくらいのPV増になるのか、すなわち、とくダネで取り上げられるとどれくらいの検索が増えて流入があったのかを数値として出してみたいと思う。

 

まず、平常時であるが、「開成高校野球部」や本のタイトル「弱くても勝てます」といったキーワードで検索10位以内に入っていたので、一日10件弱の流入があった。さて、そんな状態だったのが、12月21日、とくダネで開成高校野球部の様子が放映されると、その記事の訪問数は1日で194件に跳ね上がった。翌日は60件、2日後は17件だった。テレビ効果は2日間くらい続くようだ。
 

1225 1 1024x549 テレビに取り上げられるとWebの検索数はどう変化するのか

 
もう少し詳細に見てみよう。Google Analyticsでは日別だけでなく、時間別で訪問数を把握することが出来る。それで見ると、8時台に52件になっていることがわかる。9時台26件、10時台13件、11時台13件。その後もコンスタントに夜23台まで10件/h程度の流入があることがわかる。
 
1225 2 1024x246 テレビに取り上げられるとWebの検索数はどう変化するのか

 

続いて12/20 – 24の検索キーワードとその流入数、および12/24時点での記事の順位。

検索ワード 訪問数 Google/Yahoo順位
1. 開成高校 野球部 72 9位
2. 開成高校野球部 34 9位
3. 弱くても勝てます 32 8位
4. 弱くても勝つ 21 2位
5. 弱くても勝つ方法 20 3位
6. 開成高校 野球部 本 17 5位

 

平常時は、「弱くても勝てます」の検索流入が1日2件程度、「開成高校 野球部」での流入が1日0.5件程度なので、それぞれ2日間程度は7倍、70倍に検索が増えたのではないかなと想像される。放映の内容を見ていないので何とも言えないが、おそらく視聴者の印象に残るワードは「開成高校 野球部」だと思われるので、その検索が一番増えたのだと予想出来る。訪問数で言うと、250件くらい増加した。ただし、これは検索順位で9位のもの。1位になるものであれば、9位の10倍程度はアクセスがあるものと思われるので、約2500件くらいの訪問増があったのではないだろうか。
 
とくダネという人気情報番組で取り上げられると、Webへの検索としては上記のような効果があることがわかる。なお、約40%はモバイル(タブレット含)だった。テレビに取り上げられると、実際検索としてはどれくらい効果があるの?という疑問に少しでも参考となれば嬉しい。


マーケティング理論をニッチな分野で活用する

マーケティングをかじったものであれば、マーケットインだとか4Pだとか、ブルーオーシャン戦略だとか、そういったことをご存知だろう。通常は、そういったことを考慮しながら商品戦略を考えたりする。実際のビジネスではそれがうまくいったりいかなかったりする。こういった考え方は、何もビジネスだけでしか利用できないものではない。その他のことにも応用できる。

 

先日、ネタとして誕生日プレゼントに本をもらった。

 

 

もう合コンに行くな

 マーケティング理論をニッチな分野で活用する

 

これ、なんともなんとも、、、というネタ本ですが、マーケティングという観点を本書で随所に混ぜていて、論理的に書かれているからちょっと面白い。まず、目標・KPIが明確である。

目標 = 多くのかわいい女の子とセックスする
KPI = かける コスト(時間とお金)、かわいい女の子とセックスすること(人数)

これを達成するために、最も効率的な方法はナンパだと。そしてそのナンパをして成功率をあげるためには、競合が少なく、自分という商品を売りやすい相手がよい。従って、「銀座でアラサーOLをスーツでナンパ」するのがよいとか。理由が論理的で面白い。また、この目標を達成するために、コスト面では家と服に投資し、それ以外はけちるという考え方も論理的で面白い。目標を徹底的に達成していくための方法が論理的なのが読んでいてすっと入ってくる、そしてくすっと笑える。マーケティング理論をこの目的に特化させてしっかりと活用している例である。一つの目標を達成するために、真剣になって考え分析し実行している人は、どういう分野であれ尊敬に値する。

 

 


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