フィリピンの本屋にあった日本に関する書籍
先日、マニラのBonifacio high street にあって、スターバックスも併設されている Fully Booked という4階まである大きな本屋をぶらっとしていた。色んな本が置いてある。椅子に座って本を読んでいる人もいる。地べたに座って本を読んでいる人も多数みかける。
ビジネス書のコーナーをぶらっとしていて、日本の著者のものや、日本に関連することはないのかなと見ていた。並んでいた「世界を変えた起業家」という本には日本人の名前はなかった。残念。何か日本が世界に発信できているものはないかと探していると、日本に関する本で見つけられたのは、TOYOTA WAYに関する本だ。その他だと、ほとんど見当たらないなぁと思っていたら、あった。
この2つの本を見つけた。”Japanamerica: How Japanese Pop Culture Has Invaded the U.S.“ 日本のポップカルチャーがどうやってUSに?!というもので、興味を持って中身を見てみたら、ポップカルチャーとはアニメのことだった。”Japanese Schoolgirl Confidential: How Teenage Girls Made a Nation Cool” こちらの本はタイトルの通り、女子高生に関する本。アニメ系に関しては、アジアにも広く浸透していて、日本=アニメ、という印象はあるだろう。先日もフィリピンで、るろうに剣心のSAMRUAI X という映画が上映されていたが、とても人気があったようだ。Facebook の Feed にいくつも SAMURAI X の話題が流れてきていた。アニメは世界で圧倒的に勝っている日本の分野だと思うので、さらに積極的に日本として推していくべきなんだろうと思う。
“Japanamerica: How Japanese Pop Culture Has Invaded the U.S.”
“Japanese Schoolgirl Confidential: How Teenage Girls Made a Nation Cool”
もう一つ本を見つけた。”The Shibumi Strategy: A Powerful Way to Create Meaningful Change” 「しぶみ」に関する本だ。日本の文化ともいえる「しぶみ」を「禅」と関連付けて語っているようだ。ちなみに、SHIBUMI って検索すると、こんなページも出てきた。
http://www.shibumi.com
SHIBUMIという会社のSHIBUMIというサービス。そこのサイトに渋みの意味が載っていた。
shibumi (渋み) (noun) shi-bu’-mi
A state of “effortless perfection” or simplicity achieved through a cycle of refinement and understanding that frees one from stress and anxiety when faced with an obstacle.
こういう意味で使われているんですね。日本の美意識の部分が海外に伝わっていくことは、嬉しいこと。アニメ(オタク文化)と、禅や渋みなど言葉には表しにくい日本の美意識に関する文化、この2つの強いところをさらに強くしていければ、より日本のことが広まっていくんじゃないだろうか。
“The Shibumi Strategy: A Powerful Way to Create Meaningful Change”
はじめまして。YUKAと申します。中村様に質問があるのですが、フィリピンで日本語の本を買い取ってくれる場所はご存知でしょうか。私はここ数年フィリピンに住んでおり、増えていく日本語の本を売りたいのですが、買い取ってくれる場所がわかりません。ネットで検索していくなかでこちらのブログを見つけました。突然失礼かと思いましたが、フィリピンと日本を往復されている中村様ならご存知かもしれないと思い、質問いたしました。数年前の記事へのコメント、申し訳ありません。お忙しいかと思いますが、メールにてお返事いただけますと幸いです。宜しくお願い致します。