アジア現地就職から作るキャリア
アジアで働くということに関して興味のある人達、およびアジアで働いている人、アジア就職事情に詳しいもりぞおさんが集まる会合に出席してきた。アジアで働くという場合、大きく分けて2パターンある。日本の企業からの派遣や現地で起業するというパターン。もう一つは現地の企業に現地で就職するというパターン。
一般的には、前者をイメージするだろう。日本企業からの派遣で現地駐在するというパターン。僕が子供の頃の父親もそうだった。2年エジプトに住んでいたが、日本企業からの派遣でというパターンだ。海外で出会う日本人の多くはこのパターンである。最近では、現地で起業したという人に会うこともある。
ところが、そうではないものもある。それは、現地にて現地採用してもらう方法だ。駐在員の伴侶や恋人が現地採用してもらうとか、その国がどうしようもなく好き、と言う人が現地採用に応募するのかと思っていた。ところが、そうでない理由もあるらしい。
日本で派遣などで働いていて、いつ首になるかわからないような状態の人が行ったりするという。日本で働いていても先があまり見えない、それならば海外で働こう。現地採用になるので、給与は下がるが、日本語がしっかり話せて日本のビジネスマナーがわかっていると、特別なスキルを持っていなくても日本人の強みを活かす仕事が比較的ある。そこで仕事を見つけ、日本流を教えていく現地人マネジメントなどを行う。結果、日本で働いてたときよりも責任のある仕事を行うことができ、さらに運が良ければ本社採用に切り替えてもらえることもある。それが、キャリアアップのステップだ。
そんな観点で、海外で働く、ということを今までは見ていなかったので新鮮だった。
「アジア転職読本」 もりぞおさん
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