これから伸びるんじゃないか、と思う分野のスキルを伸ばすのが一番いい
今日、獨協大学の1年生向け全学総合講座「社会を生き抜くセルフブランディング」にて講演してきた。1年生が学生生活を送るにあたって、どんな心持ちで望んでいき、どんなスキルを身につけていったりするとよいのか。様々な社会人の方に講演していただき、そこから学んでいって有意義な学生生活を送ってもらおうというもの。昨年もこの講義をやったので、2度目だ。
自分が学生に実体験から提供できる内容としては、3つある。起業・ベンチャーってことと、海外の人と働くということ、それから、新たな市場・立ち上がりそうな分野にはるということ。起業っていう道もあるよ、とか、英語を学んで海外の人と働くっていう道もあるよ、それは貴重なスキルになって実用的なものになるよ、というのは結構聞く話かなと思う。大学生活を送る上では、3つ目の伸びていきそうな分野にはる、ということが実は一番リターンの大きいことなんじゃないかと思っている。
新たな市場、立ち上がる分野にはって、そこのスキルを伸ばしにいく。出来上がった市場ではないので、誰もその分野の正解を知らない。だから、若い人が参入してもベテランの人が参入してもそこまでの差はでない。
オンライン英会話として自分たちが参入したときは、誰もまだオンライン英会話の運営方法の正解を知らない時。だから、手探りで答えを探しにいく。そこではどれだけ適切な試行錯誤ができていくかが鍵になる。過去の経験は必ずしも役に立つとは限らない。いち早く答えを探しだしたところが一番手になり、さらに市場が伸びていけばどんどんその価値が高まる。
ここ数年くらいでは、スマートフォンアプリ開発なんていうのはその典型だ。流行りそうだな、って思うものを見極めて、まだ誰も見向きもしていない、あるいは、やっている人が少ないうちにはってみて、そのスキルを伸ばしにいく。そうすると、それが流行ったときに、先頭集団にいることができる。もちろん全然それが流行らないということもあるだろうが、伸びると思われる分野を徹底的にやるっていうのが一番よいんではないだろうか。
まだ流行っていないところにはる必要があるので、それをやっているときは、何それ?なんでやっているの?とネガティブなことを言われるかもしれないし、見向きもされないかもしれないが、そんなことは気にせずに深堀りしていくといいんだろう。みんながやっていることではなく、みんながやっていない分野でこれから伸びそうな分野を攻めてみる。オススメ。
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