ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方



ネイティブが教える ほんとうの英語の冠詞の使い方』 デイビッド・セイン 著
 ネイティブが教えるほんとうの英語の冠詞の使い方

 

a や the といった冠詞をどう使っていいのかわからない、違いがわからない。そんな人は多いだろうなと思う。日本人にとっては、とっても難しい英語の文法の一つだ。それは、なぜか。圧倒的に日本人が触れている英語量が少ないから、そうなんではないだろうか。

 

本書では、ネイティブが冠詞について感じることを書いている。その内容を見ると、「感覚的に」冠詞を理解しているという。感覚的に理解しているとはどういうことか、日本人が敬語を感覚的に理解しているのと似た感じなのではないかと思う。この感覚をどう身につけたかというと、ルールをきちんと学んで覚えていった、というよりも日常の文章の中でその感覚を身につけてきたのだろう。英語の文章のシャワーを浴びることで身につけていった。単語も単語単体で覚えるのではなく、冠詞付きの文として覚えていくから、自然に単語と冠詞がセットになる。そういったことなのであろう。

 

英語ネイティブでない日本人がそれを身につけるにはどうすればよいか。英語のシャワーを浴びる、すなわち、英語に触れる量を圧倒的に増やすことが一番の近道であろう。それとともにルールも覚えていくとよいだろう。本書にはルールが多数書かれているが、それをきちんと運用するのはとても難しい。だけれどもあきらめずに、一般的に多く使われるものから感覚を身につけていって徐々に幅を広げていこう。練習あるのみ。





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