アーカイブ ‘ 2014年 3月22日

Edutechイベントに出て感じたテクノロジーの教育における役割

先日、『日本の英語教育の遅れを取り戻せ! “Future of Language Learning” Edu × Tech.』という仰々しいタイトルのついたイベントにてパネラーとして登壇させていただいた。これ、Coooriという英語学習サービスのお披露目イベントを行うに当たって企画されたセミナーだ。

 

モデレーターはJapan Times、レポーターの三重さん。パネラーは他に三名、経営コンサルタントの本荘さんとベネッセ デジタル戦略推進部の星さん、そしてCooori CEOのアルナさん。自分の立ち位置を考えると、レアジョブ英会話を提供するサービス事業者視点からのお客様の声やデータといったものを元にした発言かなと思われた。なので、英語教育とテクノロジーについて、出来る限りわかりやすく話そうと頭を整理した。

 

140317 Edutechイベントに出て感じたテクノロジーの教育における役割
(写真はFBでタグ付けされたものを利用しました、ありがとうございます)

 

パネルセッションでは、テクノロジーによって英語学習はどう変わったのか。あるいは、どう変わっていくのか、そんなことが一つのテーマになった。最近Edutechというくくりでいろいろなサービスが出てきているが、教育で流行るものに関しては個人的にはその本質は変わっていないと思っている。

 

教育市場においては、教育の観点から満たしているものの本質は、テクノロジーによって変わっていない。外部環境によってニーズは変わってきているが、勉強における本質は変わっていない。そのテクノロジーがあったときも、なかったときも、勉強によってやろうとしていたことは同じだ。「英語をたくさん話す場が欲しい」というニーズは前からあったものであり、その英語学習の本質部分は変わっていない。ただ、従来は英会話学校という教室型で提供していたものが、インターネット上で提供するという形に変わっただけだ。教育におけるテクノロジーはニーズを変えるのではなく、そのニーズの叶え方をより便利にしている。その結果として生活が変わっていく。オンライン英会話はそういった点でテクノロジーを有効に活用し、前からあったニーズをより利便性高く叶えているものだ。

 

今後の教育もテクノロジーによってどんどん変わっていくのかもしれないが、本質的な部分というのは変わらず残るだろう。流行るサービスに関しては従来からあるニーズが、テクノロジーによってよりやりやすくなったというものだろう。そして、大きくニーズが変化するのは、教育市場における外部環境が変わったときだろう。


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