マニラのイケてるITサービス GrabTaxi を使ってみた
先日の日曜日、フィリピンの話題が載っている日系の新聞で日本に関連するフィリピン情報を収集するには欠かせない日刊まにら新聞にGrabTaxiというアプリの紹介が載っていた。
マレーシアの企業が展開しているこのサービス。先月になってマニラで展開されはじめた。Android / iphoneアプリをダウンロードして、自分の場所と行き先を登録すると、センターが自分の場所の近くにいるタクシーの運転手にスマホで連絡して、それに答えたタクシーが来てくれるというサービスだ。いわゆるタクシー配車サービス。
ん?普通じゃん?と思うかもしれない。日本だったらそうだろう。だけど、場所はフィリピン、マニラ。雨が降った夕方など、30分待ってもタクシーが捕まらない、渋滞しているから嫌だと断られるなど日常茶飯事。そんなときにこのGrabTaxi。行き先も入力するので、断られるリスクがない。先日もマカティに夕方行こうとしていっさいタクシーが捕まらなかったというのがあった。そういった際には多大な威力を発揮するだろう。追加料金はたったの70peso。他にチップを入力できる部分もあるので、雨で全然捕まらない、なんて言うときにはそこで調整するのだろう。
そんなマニラのITサービス、使ってみなくてはと思い、オフィスから空港に行くときに使ってみた。まずは自分の居場所と行き先を入力する。すると、近くにいくつタクシーがいますよ、という案内が出る。
Book Now をクリックすると、初回の人はプロフィール入力を促される。電話番号を入れて、SMSを受信してコードを入力。これで利用可能になる。すると、ほどなくして自分のところに向かってくれるタクシーが見つかったとの通知があった。運転手の名前、プレートNo.が表示され、あとどれくらいで到着するか、という情報が表示された。今そのタクシーがどこにいる、というのもGPSで追って常に表示されるはずだが、今回使ったときにはそれはうまく表示されていなかった。しかし、10分もするとタクシーは到着。会社の1階の駐車場にタクシーが止まっていて、向かうと、運転手が “GrabTaxi?” と聞いてきた。
感動!きちんとタクシーがやってきてくれる。と同時に、SMSもタクシー着いたよと着信あり。あとは普通に空港まで向かいメーター+70pesoを支払って終了。
今度は夕方にマカティへ向かうときに試してみたいと思う。まだタクシー登録数は少ないかもしれないが、今後もっと増えて利便性があがることを期待したい。マニラの特性をいかしたオンライン、オフライン融合したいいITサービスだなと感じた。