シンガポールの企業訪問
シンガポールは税制優遇があり、多くの企業、富裕層が集まっている。街や人からは活気を感じる。そんな国にある企業を訪ねて空気を感じてみたい。そう思い、2社訪問させていただいた。
1社目は、 Satisfaction guaranteed. 日本発のアパレルブランドだが、Facebook ファンページが大人気になったことで有名。現在はファンページに300万以上のいいねがつき、ファンページのいいね数は日系企業としては最大規模となる。ファンの多くはインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどアジア諸国の人、そういう事情もあって本社を日本からシンガポールに移した。日本発のアパレルブランドで、売り先をアジア中心にする。だから、シンガポールに本社を置くとどこに行くにも便利で都合がよい。そうすると税率も高い日本に本社を置く理由が見当たらない。
ブランディングのために行っているFacebook fanpage、この実績をうまく利用する必要があるということで、Facebook fanpage を解析するツールを作って販売している。その開発を行っているのもシンガポール。少数精鋭で開発していた様子を見させていただいたが、少人数でとてもレベルの高いページを作っている。レベルの高いアジアの人達が多数シンガポールにいて、現地で採用することが出来るからそういったことがしっかりと行える。ちなみに、PHPのフレームワークであるYiiフレームワークはシンガポールで働くアジアの技術者にも広がっているようだ。
オフィスは木目基調でおしゃれ。
2社目に、Google Singapore (Google Asia Pacific Pte. Ltd.) を訪問させていただいた。グーグルのアジア太平洋地区の拠点。Google には渋谷、六本木とランチで訪問させていただいただが、シンガポールもランチで訪問させていただいた。シンガポールの中心的なオフィス街にあり、29階、30階にある。約500人がそこで働いているという。色々な国籍の人を見かけた。だが驚くべきことに、Google Singaporeには日本人が二人しかいない。中国や韓国の人はいるのに。しかも一人は、今月に正式にシンガポールに移籍したばかり。もっと日本の人が他国でも活躍してほしいものだ。
こんなオフィス街の一角にある
他社を訪問させていただくと、オフィスの雰囲気や作りなど勉強になることが多い。特にGoogleはオフィスの内装やフリーランチ、そしてその豪華さなど、学ぶべき点が多い。マネはできませんが。日本だけでなく、アジアのオフィスとなるとまた特徴も異なり、勉強になる。今回訪問させていただいた2社はそれぞれ前職の同期の働いている会社。前職を卒業した同期は7年経ったのに、20%もいないんじゃないかと思うのだが、その二人がシンガポールで働いている。アジアの勢いを感じる。