柳井さんの著書「現実を視よ」
「現実を視よ」柳井正 著
ユニクロ 柳井社長のこの本、とてもオススメだ。柳井さんの凄さがストレートに伝わってくる。言っていること、納得できることばかり。
冒頭から日本に対する危機感で始まる。日本は破綻寸前だと。累積債務はGDPのおよそ2倍に膨れ上がり、税収よりも大きな額を、国債を発行して調達している。約40兆円の税収で90兆円以上を支出する国家は明らかにおかしい。日本国債が売り浴びせられたら、ギリシャと同じことが起こると・・・だから、我々の意識と行動は変わらなくてはいけない。
どう意識が変わる必要があるのか。グローバルマーケット、アジアで戦っていくことの重要性、そしてそのためには社内の英語化も必要。経営者の視点から国の政治を見るとどうなるのか。理想を持って戦っていくこと。
柳井さんは日本を想うからこそ、辛辣で率直な意見、解決法を書いている。政治を考える人にはぜひこの本を薦めたい、そう思う一冊。