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日本が世界に誇れるトイレ技術

日本が世界に誇れるもの、いろいろあるかもしれないが、一番はトイレなんではないかと思う。日本のトイレの先進性はすごいと思う。ウォッシュレットは今や多くの公共施設でも導入されており、新しいところには大体設置されている必須アイテムのようになっている。家を探すときにも、ウォッシュレットがついているのかどうかは、重要な条件の一つになる。ウォッシュレットだけでなく、自動で便座があいたり、音を出すものだったり、様々な機能がついている。最近では、Androidで操作できるものまで表れたようだ。

 

なのに、そんなとっても優れた製品であるウォッシュレット、海外で見かけることがあまりない。なぜ諸外国がなかなか追いついてこないのか不思議でならない。TOTOなどの海外マーケティングがもう一歩なのだろうか。こんな記事を見つけた。

 

基幹部品を世界共通にすることで、日本で発売後に海外で販売するまでの期間を現行の「2~4年後」から「半年~1年後」に短縮、新興国の所得水準の向上で、温水洗浄便座は世界に広まりつつあり、海外での製品投入を早めて競合他社に対抗するということです。

洗浄に使う温水の加熱器や温風装置、脱臭装置などウォシュレットを構成する基幹ユニットを共通化、従来は販売先の国ごとに異なる電圧や水道の規格に対応するため国別にユニットを設計していたが、各国の規格を綿密に調査し、一部を交換するだけで使えるようにした。

 

トイレに電源がないとか、そんな理由もあるのか。いいものなのに世界に広まっていないのを見ると、携帯電話などのように日本独自で発展していって世界に広まっていかないんじゃないか、そんな危機も感じる。ふっと、アジアのトイレに目をやると、手動ウォッシュレットが広まってきている。画像検索すると、下記のようにたくさん出てくる。使い方は簡単。ホースを手に取って、お尻に向けて握るだけ。そうすると水が出る。電気は必要でなく、トイレの水管から水を取ってくるだけ。だから簡単で安くできて広まってきているのだろう。たまに使い方がよくわからない便器もある。普通のトイレのとなりにもう一つ便器があり(ただし便座はない)、そこに蛇口がついていてひねると水が出る。おそらくお尻を洗うために使うんだろうが、どう使うのが正しいのかわからない。

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こういった手動ウォッシュレット、日本ではほとんどお目にかかることがない。新興国の手動ウォッシュレットから派生したものが日本へやってくる。すなわち、リバースイノベーションが起こってしまうのではないか、そんな危機感がある。日本のお家芸、トイレ技術。世界に広まるような形で再設計してもらいたい。


サムライバックパッカー太田英基さんと対談 in Singapore 和僑アジア大会

フィリピン超格安英語留学」の著者であり、サムライバックパッカーとして有名な太田英基さんと和僑アジア大会 in Singapore にて、対談セッションを行ってきた。

 

対談のタイトルと内容はこんな感じで事前告知されていた。

「コトバの壁、異文化の壁を乗り越えゆく若き起業家たち」

オンライン英会話の業界最大手リーディングカンパニー共同創業者と、世界50ヶ国をビジネス視点で旅してきたフィリピン英語留学の仕掛け人による対談が実現!メディアや講演に引っ張りだこの、世界を巡る若手起業家ふたりが語る、グローバル化時代における英語とコミュニケーションスキルの価値。

 

二人の共通点はいくつかあるが、今回のテーマと関連するところだと、フィリピンと英語になるであろう。なので、フィリピン英語ビジネス(フィリピン英語留学&オンライン英会話)を軸に話しを展開することにした。事前打ち合わせは一回行い、セッションでお互い話しつつ、質問をふりつつ、聴衆から質問をつのりつつ、という形式ですすめることにした。

 

午後のトップバッターとなるセッション。バスツアー、落語と他にも選択肢はあったのだが、会場はほぼ満席。嬉しい。100人近く入っていたのではないだろうか。そんな中、早速対談開始。太田さんが観客に日本から来てる人、英語が出来る人、英語を勉強している人と質問を投げかけた。聴衆の多くは日本から来た人だった。だが、英語が出来る人は10%程度しかいなく、英語を勉強している人は30%程度しかいなかった。海外で働くこと、海外でビジネスをすることに興味ある人なのに、ちょっと割合は少ないなぁ、と感じた。

 

CIMG3250 300x225 サムライバックパッカー太田英基さんと対談 in Singapore 和僑アジア大会

 

この対談、椅子は用意されていたのだが、僕が立ったまま話し続けていたので、太田さんも立ってやることになった。45分間立ちっぱなしの対談、申し訳なかったかな。さてさて、対談の序盤はフィリピン留学を中心にフィリピン人の英語などについての話。フィリピン留学は特に初心者に良い。初心者がまず慣れるためにフィリピン留学する、そこで英語というものに慣れてからオンライン英会話という流れ。その後、レアジョブの立ち上げた話しなどを行い、聴衆から質問を受けていった。ご利用いただいているお客様からの質問、競合に関する質問、2国でやる上での課題、などなど多くの質問をいただいた。質問がたくさん出るというのは、興味があるという証拠であり、とても嬉しい。

 

そんなこんなであっという間の45分間、とても楽しかった。太田さんの流れるようなトーク、的確な切り返し、進め方があってこそ成り立ったこのセッション。太田さん、ありがとうございました。そして、このような場を与えていただいた和僑会の皆様ありがとうございました。感謝いたします。

セッション後、多くの方が名刺交換に並んでくれたのは嬉しかった。使っています、と言われたり、ビジネスに前から興味持っていましたとか、熱い講演に刺激を受けましたとか。懇親会も含め60名以上の方と名刺交換した。後ほどその全員にお礼メールをさせていただいた。こういった方々が応援してくれる人にもなる、こんな縁を大切にしていきたい。

 

CIMG3277 300x225 サムライバックパッカー太田英基さんと対談 in Singapore 和僑アジア大会


和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

11月23日、24日、日本では勤労感謝の日で休みの金曜日と土曜日、シンガポールにて和僑アジア大会が開催されました。この大会は、海外で活躍する日本人で作る和僑会が主催している。日本人が海外進出すること、海外で起業すること、さらには海外で活躍して日本に帰ってくることをテーマにして様々な講演が行われた。参加者は、現地シンガポールの企業の方、各国の和僑会の方、日本から参加した海外進出を考えている企業の方、海外で働きたいと考えている人たちが参加していた。ありがたいことに、私も2日目に分科会にてフィリピン留学本の著者であるサムライバックパッカー太田英基さんと対談で登壇するという機会を与えていただいた。

 

1日目最初のセッションはシンガポールという国でビジネスをするときに参考になる話しだった。シンガポールに富裕層が集まっているという事例を中心に、企業も多く集まっている理由をあげていた。税率が低く、法人税は最大17%、その他優遇措置があるためベンチャー企業などは実質的にさらに低い。日本の40%とはかなりの差がある。また、所得税も低いので、同じ額面給与でも手取りがかなり変わってくる。税金が10%違うなら、年収1,000万円の人で手取りが100万円違うことになる。さらに治安がよく、教育水準、医療水準は高い。結果、富裕層が多数集まっている。欠点は、狭い国ゆえに不動産が高いことと、車が高いこと。ただし、タクシーが安いので問題にはならない。

3つ目のセッションでは、人、モノ、カネがシンガポールに集まっているという話。シンガポールはアジアのハブになっていて、アジアの本社はシンガポールに置いている企業が多いという話だった。

4つ目のセッションは、経営コンサルタントの野田 宜成さん。話が面白く、引き込まれる。色々な人を見て、海外で成功し続けている人は、愛国心が強い人だという。なるほど、そういう観点かと思うが、その通りかもしれない。

1日目が終わり、シンガポールという国がアジアをマーケットとして展開する企業にとってはとても良い条件であると感じた。実際に、シンガポールの街を歩いていて、活気を感じるし、近代的で凄い施設も多い。数値上で日本の上を行くだけでなく、感覚的にも日本の上をいっているということが感じられた。

DSC 1195 300x225 和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

 

2日目の基調講演、トップバッターは加藤順彦さん。話に勢いがある方で、様々な企業に投資し、それらの企業はシンガポールを本社にしている。さて、加藤さんの話で出てきた質問にこういうものがあった。「海外での起業で成功した日本人をひとり挙げてください」 多くの人には、これに対して答えることが出来ない。スポーツのようにイチローとか超有名どころがいないからだろう。だから、こういうロールモデルを排出させたい、そうするとそれをマネる人が出てきてくれる。

DSC 1204 300x225 和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

 

加藤さんは、講話の中で、自身の起業体験を振り返り、「成長する市場、成長の波に乗って、コミットする」  これで、ちょっとしたことしかわかってない人でも出来る、と語っていた。ちょうどこれは、今の自分たちの境遇にも言えること。業界を引っ張る立場として、リーダーになってルールを作っていく必要がでてくるだろう。

 

昼食前に、4者共同宣言というものがあった。アジア経営者連合会、日本ニュービジネス協議会連合会、日本商工会議所青年部、和僑会による共同宣言。このときの日本商工会議所青年部の方もスピーチをした。この写真で手前左から3番目のひときわ背が高くて体格が良い人。190cmくらいの長身で100kgくらいと思われるがっちりとした体格、リーゼントできらっと光るメガネ。スピーチの最後、「アジアでビジネスをすれば、色々と不条理なこともありましょう。そんな際は我々にご連絡ください、馳せ参じます」というようなことを低い声で締めくくった。印象に残る。

DSC 1206 300x225 和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

 

午後は、トップバッターで太田さんとの対談をさせていただいた。この様子は次のブログで記載したいと思う。会場を温めた後は、アルビレックス新潟シンガポールの方の講演があった。この時初めて知ったのだが、アルビレックス新潟は、シンガポールのサッカーリーグにもチームを持ち、選手を派遣したりしているのだという。スポーツ選手がシンガポールに出て修行し、また日本に帰ってくる。あるいはヨーロッパなどに出ていく。日本企業の海外進出と同じような形でスポーツチームも海外進出する。とても面白い例だと思った。

DSC 1210 300x225 和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

 

4つ目のセッションは、「朝60分で部下が変わる」という本をこの記事で紹介しましたが、その著者である嶋津 良智さんが登壇。上司学についての話し。思考・体験・行動・徹底・傾聴・フォローが大事で、これを淡々と愚直に繰り返すのが重要であるという。上司は淡々とやるのだから、モチベーションという言葉はいらない、という考え方。この方、シンガポールに住んでいるのだが、英語は話せないという。英語は話せなくても大丈夫、通訳つければいいし、それよりコミュニケーションが大事と言っていた。ちょっとこの考え方には納得できなかった、、、コミュニケーションが大事なのはそうだが、それと同時にやればできるのだからツールとしての英語を身につけるのも大事。

 

最後のセッションは、海外で活躍する建築家。情熱大陸でも取り上げられたことのある方。北京で色んな建築を行い、写真を見ているだけでも絵になるなーと感じる。センスがあるだけでなく、論理的思考も持ち合わせていて、土木やITなど様々の要素を建築と組み合わせている。かっこいい。

DSC 1211 300x225 和僑アジア大会 in シンガポール 2012 に参加してきました

 

海外で活躍している様々な人の話を聞いて、多くの刺激を受けた。また、結構高い参加料金(45,000円)を払って日本からシンガポールにまで来てる人は、ある意味変わった人なので、そんな人から受ける刺激も大きい。環境が一番ものごとを変える要因になると言うが、そのような環境を用意できているのがこの会だと感じた。


シンガポールの企業訪問

シンガポールは税制優遇があり、多くの企業、富裕層が集まっている。街や人からは活気を感じる。そんな国にある企業を訪ねて空気を感じてみたい。そう思い、2社訪問させていただいた。

 

1社目は、 Satisfaction guaranteed. 日本発のアパレルブランドだが、Facebook ファンページが大人気になったことで有名。現在はファンページに300万以上のいいねがつき、ファンページのいいね数は日系企業としては最大規模となる。ファンの多くはインドネシア、マレーシア、シンガポール、フィリピンなどアジア諸国の人、そういう事情もあって本社を日本からシンガポールに移した。日本発のアパレルブランドで、売り先をアジア中心にする。だから、シンガポールに本社を置くとどこに行くにも便利で都合がよい。そうすると税率も高い日本に本社を置く理由が見当たらない。

 

ブランディングのために行っているFacebook fanpage、この実績をうまく利用する必要があるということで、Facebook fanpage を解析するツールを作って販売している。その開発を行っているのもシンガポール。少数精鋭で開発していた様子を見させていただいたが、少人数でとてもレベルの高いページを作っている。レベルの高いアジアの人達が多数シンガポールにいて、現地で採用することが出来るからそういったことがしっかりと行える。ちなみに、PHPのフレームワークであるYiiフレームワークはシンガポールで働くアジアの技術者にも広がっているようだ。

 

オフィスは木目基調でおしゃれ。

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2社目に、Google Singapore (Google Asia Pacific Pte. Ltd.) を訪問させていただいた。グーグルのアジア太平洋地区の拠点。Google には渋谷、六本木とランチで訪問させていただいただが、シンガポールもランチで訪問させていただいた。シンガポールの中心的なオフィス街にあり、29階、30階にある。約500人がそこで働いているという。色々な国籍の人を見かけた。だが驚くべきことに、Google Singaporeには日本人が二人しかいない。中国や韓国の人はいるのに。しかも一人は、今月に正式にシンガポールに移籍したばかり。もっと日本の人が他国でも活躍してほしいものだ。

 

こんなオフィス街の一角にある

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他社を訪問させていただくと、オフィスの雰囲気や作りなど勉強になることが多い。特にGoogleはオフィスの内装やフリーランチ、そしてその豪華さなど、学ぶべき点が多い。マネはできませんが。日本だけでなく、アジアのオフィスとなるとまた特徴も異なり、勉強になる。今回訪問させていただいた2社はそれぞれ前職の同期の働いている会社。前職を卒業した同期は7年経ったのに、20%もいないんじゃないかと思うのだが、その二人がシンガポールで働いている。アジアの勢いを感じる。


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