ベンチャーの浮き沈みを追体験できる本『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』
『30歳で400億円の負債を抱えた僕が、もう一度、起業を決意した理由』 杉本宏之 著
2001年に会社を立ち上げ、一気に成長して2005年に名証セントレックスに上場。しかしリーマンショックの煽りを受けて2009年に民事再生。8年間で山あり谷ありの生き様を追体験できて、とても面白かった。個人的には、自社の上の階にある会社が、実は著者の会社から分かれて出来た会社だということにびっくりした。同じビルの会社の大元の会社なので、本を読みながら、どういう感じの社員文化の会社なのかが想像できた。
ベンチャーが急成長して倒産していったという本では、以下の2冊が有名だ。
「私、社長ではなくなりました。 ― ワイキューブとの7435日」
これらと同じくらい読んで面白い本だと思う。どうしてそうなったのか、自分ならどうしているのか。いろんなことを考えながら、不動産業界という自分とは異なる業界のことを追体験できる。失敗の本って貴重なので、この本はオススメ。
コメント 0