ネイティブが教えるほんとうの英語の前置詞の使い方
『ネイティブが教える ほんとうの英語の前置詞の使い方』 デイビッド・セイン 著
ネイティブが教えるシリーズの前置詞編だ。前置詞と言えば、英語の試験問題でたくさん出てくる!っていうイメージ。そんな前置詞をこの本を読んでやっつけてしまおう!
前置詞の覚え方としては、文章をたくさん読んで塊として覚えてしまう、というのが一番オススメな方法だ。とはいえ、時間はかかる。だから大量に文章を読んで自然と体にしみこませつつも、前置詞の持つ一般的な意味をイメージとしてとらえておくとよい。
例えば、to と toward の違いについて考えてみよう。次の二つの文章の違いはなんとなくイメージできるだろうか。
1. He walked to the door.
2. He walked toward the door.
1. のほうは、「彼はドアに向かって歩いて行って、そこに到着した」となる。一方で、2.のほうは、「彼はドアに向かって歩いた」となる。違いは到着したのかどうか。toには到着したというイメージを含み、towardには到着したというイメージは含まない。それが違いだ。
日本語で普通に訳してしまうとどちらも同じになってしまうが、イメージは前置詞によって異なってくる。そんな前置詞の特徴を多数比較しながらまとめているのが本書だ。前置詞を勉強してイメージとしてきちんと捉えられるようになりたい人にはオススメの一冊だ。
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