「ご指名社員」の仕事術
『「ご指名社員」の仕事術: 「気がきく」「ギブ型」戦略で”声がかかる人”になる』 柳内啓司 著
大学時代の研究室同期の柳内氏が2冊目の本を出版!! おめでとう!!
1冊目は、『人生が変わる2枚目の名刺』というもので、パラレルキャリアという生き方について述べていた。本業の組織とそれに加えて別のこともやるという生き方だ。ビジネスパーソンの生き方というものについて焦点をあてていたが、今回の本は特に本業において活きるビジネススキルについての話だ。
役立つビジネススキルっていろいろとあるが、それをひっくるめて、「ご指名される」スキルが重要だと言える。ご指名されるためには、その人にしかできないことがあり、それを備えていることこそ差別化になり競争優位となる。そんな「ご指名」についてどうやっていけばいいのか、筆者はどうやってきたか、について書かれている。当然のことのようにやっている人も多いんだけど、そうでない人も結構いる。うまく目立つために、自分のやっていることを日報でアピールするだとか、やりたいことをアピールするだとか。社員目線では重要でないと思うことでも、上司目線では実は効いているというものが盛りだくさん。
この本を読んでいて、内容が比較的近いなぁと思った本が一つあった。それは、曽山さんの本『最強のNo.2』だ。これも素晴らしいビジネスマンになるための心得が書かれているのだが、それを思い出した。組織でうまく活躍していくために汎用的に身につけておくべきスキルという点でとても共通している。合わせてこちらも読むとより理解が深まるんじゃないだろうか。
ところで、読んでて個人的に一番印象に残った一節は、
「学生時代に明るい挨拶や雑談をする習慣がない、オタク系な研究室に所属していた私にとって結構な心の負担でしが・・・」
若手社会人の人はぜひ読んでみよう!
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